ノボの生き活きトーク 386号: ゆったり熱海温泉 | 生き活きノボのブログ

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 25日、26日は好天に恵まれましたが、昨日は雨のち曇り、そして今日からは秋の安定した晴天がしばらく続くようですね。晴天が続くと聞いただけでワクワクします。

 秋の行楽日和となれば、誰しも旅に出たいもの。それも温泉に浸かって、お酒が楽しめれば言うこと無しです。とは言うものの、ここ2年間秋の行楽シーズンに旅に出かけたことはないですね。でも今年は、25日から一泊二日で熱海温泉に行ってきました。実は熱海において大学の教養部時代のクラス会をやったのです。“S-20”というのがクラス名で40人程度仲間がいたと思いますが、そのうち9人が集まって旧交を温めました。この集まりを“S-20会”と呼んで、大学卒業後、毎年1230日に名古屋において開催していましたが、今回は趣向を変えて秋の熱海温泉で実行した訳です。

 爽やかな秋晴れのなか、午後3時過ぎに温泉旅館に集まると、さっそく温泉に浸かりました。温泉の匂いが立ち込める広い湯舟にみんなでゆったりと浸かると、窓からは陽が射します。まだ学生だった47年前と比べれば、さすがに裸の姿に時の経過を見取りましたが、それでもまだまだポンコツにはほど遠く、露天風呂に移って話に花が咲きます。どこを観光するでもなし、のんびり長々と湯舟に浸かっては上がりを繰り返し、ようやく部屋に戻ったが、宴会開始の午後6時までにまだまだ1時間以上あります。湯舟でほてった身体を冷ますには、やはり缶ビールが最適でしたね。

 熱海と言えば、ノボは40年ほど前職場の忘年会旅行で初めて訪れ、その当時は大変に賑やかでした。その後家族と一緒に、さらに研修などで2回行く機会がありましたが、年月を経るに従って寂びれていくのが分かりました。今回久しぶりに熱海駅とその周辺を見て歩き、幾分賑わいが戻ってきたと感じましたね。これは地元の人達の努力の成果なのでしょうが、外国人観光客が増えたおかげもあるのかな?

 夜の宴会は久々に座敷に御膳を並べての、いかにも純和風な雰囲気でしたが、揃いの浴衣姿に合っていました。何の気兼ねもなく、ゆっくり飲んで食べてお喋りする訳ですから、居心地満点です。皆さん、大方第一線から身を引いた立場にあり、よくある仕事の話はほとんどなく、また病気の話題が少なかったのもいい。共通基盤のある者同士が集まっている訳ですから、話し易い。近況報告も明るく、面白かったですね。

 翌26日は、まず来宮神社まで散歩し、参拝した後樹齢2000年の楠を見て、続いてMOA美術館を訪れました。MOA美術館では、まずエントランスの巨大なエスカレータ空間に驚かされ、信長に関する遺品や1516世紀の絵画や世界地図を見て、感心するばかりでしたね。縄文人は海辺や平地の洞穴から山上へ穴が通り、山上から他界に行く死生観を持っていたそうですが、まさに巨大なエスカレータ空間はそのことを連想させました。“二條新町そばの坊”で蕎麦を食べ、熱海駅で解散しましたが、ゆったりと時間が流れた熱海温泉滞在でしたね。 (平成301028日)