お久しぶりです! | ここあのブログ

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ログハウスに住みついて、ピアノを楽しんでいます。
ネタは音楽・美術・季節の話題を中心に様々です。

みなさまご無沙汰しております!ニコニコ

昨年11月以来の投稿です。

 

あれよあれよという間に季節は過ぎ、もう3月も終わりですね。

 

日々いろんなことに忙殺されてエネルギー切れでしたが

ここあは元気です!爆  笑

バラも冬越しし、新芽がどんどん伸びてきてこれからが楽しみ!

開花したらまたアップします。ブーケ1

 

先日、ホールにあるピアノを弾こう!というイベントで

ベーゼンドルファーインペリアル〔皇帝〕を弾いてきました。

ウィーン発祥のピアノです。

(野々市市文化会館フォルテにて)

 

インペリアルは通常の88鍵にさらに低音に9鍵が追加された

97鍵の巨大なピアノです。

音色はベーゼンドルファー独特の温かみがあり、この上なく美しい!

究極のピアニッシモが出ます。

響板や木材に独特の仕様があり、とにかく響きが美しい。

 

しかし強い音を出すときは低音域にプラスされた9弦が共鳴し、

地響きするような凄みが加わります。

 

タッチの細やかな変化で自在な表現が可能、音のバランスも絶妙に反応してくれてストレスフリー、思い通りの演奏(いやそれ以上)が出来るように応えてくれるピアノだ。

↑エクステンド・ベース(黒く塗られた鍵盤)

もはや人間の耳で聴き分けられる周波数の外側?

 

事前予約性で

一人60分(出入り、片づけ含む正味55分)

堂々とした風格!

(見かけは巨大なのに、音色は乙女のような美しさ)

 

 

この日のために選んだ曲は

ウィーンで活躍したベートーベンから、

①協奏曲第5番「皇帝」の2楽章~3楽章(1ページまで)

②ワルトシュタイン1楽章

③ソナタ「熱情」2楽章

④やさしいソナタop79の2楽章

(特に①③④は機会があればベーゼンで弾いてみたかった曲)

 

 

ショパンから、

⑤エチュードop10-1 ,25-6(三度)(←毎日の練習メニュー)

⑥プレリュードop28 1,2,3,4,23,24番

⑦ソナタ3番の終楽章(まだ覚えたての曲)

 

自分の自分による自分のための選曲なので、

一貫性がなくチグハグですが、とりあえず暗譜で弾ける曲を

かき集めた結果ですチョキ

 

広いホールでピアノと1対1で向き合う時間お願い

 

ベートーベンはやはり、どの曲を弾いてもしっくりと馴染みます。

 

ワルトシュタインの出だしの和音連打、とっても鍵盤の立ち上がりがいいので、かなり速いテンポで弾かせてくれた!(そう、ピアノが私に弾かせてくれた、という感覚)

 

家で弾いていて一番下手くそだったソナタp79-2楽章が、

ベーゼンにかかるとなんとも抒情的に歌ってくれて、

この日一番上手に弾けたのは、実はこの曲だった^^;爆  笑おいで

 

ベーゼンドルファーの音色で、ベートーベンの心に寄り添えた時間だったなぁ。(至福)

 

 

ショパンは私の腕がまだまだなので、それなりの演奏でしかなく

エチュード10-1などは、テクニックの未熟さが露呈され

(ごまかしがきかない)今後の課題が見つかった!←前向きおいで

プレリュードの2番4番は殆どペダル無しでも響きがよく、

さらに和音のバランスのコントロールがしやすく、

思わず弾きながら酔ってしまった(笑)

 

一番驚いたのは、プレリュード24番、あの左手の低音域で終始

滞りなく続けられる伴奏部、これがエクスペンドベースにものすごく共鳴し、いままで聴いたこともないような迫力(というよりもむしろそこまでは要らないでしょというくらいゴーゴー鳴り響く^^;)が出てしまって、これはかなりペダルやタッチでセーブしないとバランスを保てないぞ!?

 

やはり一筋縄ではいかないインペリアルだった。

これを嫌がるピアニストも多いと聞くが、私個人としては

こういうマニュアル操作的なピアノの方がスリリングで楽しい♪

(弾きこなせるかは別にして^^;)

 

 

逆に、ワルトシュタインの展開部から再現部に戻る低音域の

連続16分音符のクレッシェンドは、エクスペンドベースの共鳴が

88鍵ピアノにはない凄みを生み出し、まさに本領発揮といったところ拍手

快感すら感じた!(ブラボー)グッ

 

 

ベーゼンドルファーを最後にいつどこで弾いたか

記憶がないけれど、

久しぶりに弾いてみると、やっぱりいいなぁ。

ヨーロッパのピアノはそれぞれ特徴(かなり個性)があるので、

新しい音色と出会えることにワクワクするねラブラブ

 

 

因みにこのホールのピアノは、ウィーンのピアノ工場を訪れた

バーンスタイン氏が、展示してあるピアノで良い音のピアノにサインを残したそうですが、その一台がこのピアノだそうです。(画像)

たしかにお墨付きのいい音でした。

(ってゆーか買わないのにサインを許されるって世界の巨匠は別格なんだねOK

1988年(35年前)からこのホールにあるわりには

弾いた感じは、まだ若いピアノ、という印象だった。

これからもまだまだ育っていく可能性を感じたグッ音符

(ヨーロッパピアノは古くても価値は下がらない

むしろどんどん上がっていく)

 

久しぶりだったのでつい長文に・・^^;

お読みくださりありがとうございましたお願いハート