早川美術  勉強した事 続き 糸園和三郎 鈴木信太郎 塗師祥一郎 藤本東一良 寺井重三  買取



 
文章だけだとつまらないので、仕入れた作品の画像で勉強して気が付いた事を載せたいと思います。ちょっとブログの更新に飽きてきた早川美術 店主です。

 


糸園和三郎 8号 紫陽花 油彩

こちらは業者市場にて購入した作品です。悪気はないのかも知れませんが以前偽物の作品を本物として売却しようとした業者さんの荷物でしたので偽物かもしれないと思いながら慎重になりました。


 

それでも見ているうちに、かなり本物にちかいと思いました。

本物で間違いないだろうと思ったポイントはまず当時の箱があった事です。そして、以前糸園和三郎の贋作の作品を友人から見せてもらい絵具の色や作品の出来栄えが遥かに良かったからです。



糸園和三郎 8号 紫陽花 油彩 表サイン

細かい画像は撮りませんでしたが、独特の紫のグラデーションこの色を偽物だと出せないだろうと、和三郎の代表としては鳩・馬・そして独特の紫。題材も飾りやすい花になりこの作品は絶対に買おうと思いました。



 糸園和三郎 8号 紫陽花 油彩 裏書きサイン

糸園和三郎 8号 紫陽花 油彩 画廊シール

画廊さんのシールはある意味鑑定書に近いものになり、作品の信用度になります。気をつけないといかない事は、たまに三越デパートの印刷のシールがあります。印刷の物ですと偽物の可能性が高くなります。


 

鑑定書が付いていると更に良いですが、この作品は条件が揃っていると言える作品になります。


 

①有名作家②人気の図柄③共箱④サイン⑤裏書き⑥額の良さ⑦サイズ⑧コンディション⑨画廊シール+(あれば鑑定書)この条件が売買しやすい条件です。


 

簡単に説明すると絵画買取の査定のポイントは上記の条件をマックスとして、それぞれを引いた金額が買取及び作品の評価額になると思います。



ゴンテルハズイ 15号 油彩 

ハンガリーの女流画家さんの作品です。こちらにある花と少女が代表作になります。日本人好みの作品ですね。

こちらが作品のシールになります。

絵画の市場で「ゲンコーソー!ゲッコーソー!」と良く耳にしていましたが何の事かさっぱり解りませんでした?聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥!良くして頂いている業者さんにお聞きしたところこのシールの事でした。


 

ヨーロッパ西洋絵画を日本に紹介した月光荘のシール。なるほど(;^_^A

作家によって評価は異なりますがシールが有ると無いとでは違う事を教えて頂きました。



以前も書きましたが、作品によっての違いを画像を使ってご紹介致します。



絵画の勉強をする前の私は作家が有名であれば技法が違っても評価は変わらないと思っていました。失敗例を少しご紹介します。

鈴木信太郎 単色 水彩 風景

絵画の勉強を始めた頃は有名な画家であれば何でも売れると思っておりました。(ノ_・。)なんで鈴木信太郎なのにそんなに安いの?須田国太郎なのになんで?なんで?手探りで勉強していたわたしは不思議で良く枕を濡らしてました。



師匠が昔言ってた言葉を思い出しました。




早川だって水彩だもん。



だもん・・・・・・・。



だもん・・・・。 



だ。。。。。。。




も。。。。。。。。、




ん・・・・・・・・・・・・・・・・・・。









はーーーーーーーっ!!(iДi)



当時はもっと説明してよー(ノДT)って思っていましたが、簡単な言葉ですが、それ以上説明する事が出来ません。(T_T)つまり油絵画家の作品は油絵作品では無ければ評価されない。そこなのです。ハイ(。・ε・。)


 

何度も失敗して損をして体に染み渡り、作家によってですがあまり無理をして買う物ではないと結論に至りました。



鈴木信太郎 サムホール アネモネ 油彩

見比べると同じ高い値段を出して買うのであればやっぱり油彩のさくひんですよね。(ノ_・。)うぅ・・・。 



塗師祥一郎 色紙 水彩 風景

雪や冬の風景が代表的な塗師先生の色紙に水彩の作品。

やっぱりあの静寂な冬の静けさは油絵の方がグッときますね。(/ω\)

腕の良い作家さんで考えると水彩画はサインの様に数分で書けちゃいますもんね( ̄* ̄ )



藤本東一良 色紙 油彩
こちらは色紙に油彩の作品です。作者は違いますが一目瞭然(ノ_-。)

やっぱり水彩より油絵の方がグッと映えますね(‐^▽^‐)



続いては前作・(前書き)晩年作との違いです。



寺井重三 8号 バラ 油彩

木下孝則先生に師事していただけあって作風が多少似ている頃若い頃の作品になります。透明感があってステキな作品です。


寺井重三 8号 バラ 油彩

こちらがサインになります。続いては現在の作品をご紹介致します。

寺井重三 4号 パンジー 油彩

比べると分かる通りタッチが大分違います。

サインの書き方も違いますね。



作者や作品によって評価は異なりますが晩年の作品の方が高評価となります。



また集中力が無くなってきたので別の機会に致します。

それでは!!('-^*)/

 


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やつぱし(ノ_・。)油絵じゃないとね(iДi)



 師匠の昔の言葉を思い出します。