早川美術 0からの勉強方法。
こんにちは、ここ3年間の反省をふまえて記録として数日更新している早川美術 店主です。
文章能力が無く、数回にわけて更新しています。(;^_^A
今日は勉強方法です。
さて、絵画専門の交換会を紹介してもらったは良いけれど、0から絵画を覚えようと思ってもどこから手をつけていいか？1番の悩みどころ？
勉強の為にと毎回絵画の市場に見学しても？何が何だか？誰の作品か？なんで高額なのか？さっぱりわからない？？暫くはスピードラーニングの様に耳で作家の名前と金額を聞き目で覚える！！その繰り返しでした。
それでもなかなか作者の名前を覚えられない？まず僕は本で有名な画家さんの名前をエクセルに写しました。
現存作家さんを全て記載するとキリがない！(-。－；)
まずは物故作家を業者よりの美術市場から全てエクセルに写しました。
あ行だけでも膨大な数の作家の数∑(ﾟДﾟ)
全ての作家の名前を覚えるのも大変です。そして、本に載っているかといって売れる作家とは限りません。美術年鑑の号数の計算で覚えてしまうと大変な事になります。(/ω＼)そこで次にした事は、
某オークション会社の図録集から落札された作家の落札された金額をエクセルに売買データを写しました。それこそ虱潰しに！！
この作業をしている時に気が付きます。
同じ作家でも10万円で売れてる作品と数千円で落札している作品がある？この違いは何なんだろう？データを写す作業の中でこれがわからないとこのままデータを写しても意味が無いと・・・。
そこから少し行き詰り作家事に作品をさらに細かく記載するようにしました。そこで解ってきました。
作者によって代表作があり、大きさによっても評価が異なるのだと・・・。
絵画商や絵画コレクター様であれば当たり前の事でも0から勉強した私には目から鱗でした。(・ω・)/
それから点と線が繋がって、パズルのピースが合うようになりさらに勉強の速度があがりました。そこから楽しくなりグッと知識が増えたような気が致します。
それから絵画の市場に行くのが楽しくなり、作品が出品される度に頭の中で、田崎広助のサムホールで朱富士だから○○万円！！田崎広助の阿蘇山6号だから○○万円！！葛西四雄4号で赤が少ないから○万円！！という風に頭の中で覚えた事の答え合わせが出来るようになりました。
さて、次のステップは経験！！頭の中の相場観は机上の空論のようなもの実際に作品を扱って見える物があるはず！以前も記載致しましたが一般のお客様から数を仕入れるのはなかなか難しく、業者オークションで数をこなして経験を積む事にしました。
当時はお客様から仕入れたお品物をネットと小売をしておりましたので、業者市場をあまり利用した事が無く新参者でした。なるべく知っている同業者の方、(絵画を扱っていない)業者がいないところを探し絵画を仕入れる事にしました。
とにかく額になっている物は選ばずに儲けを考えずに競り落としました。素人の様な買い方をしていましたので相場より競りあげられたり、まあ大変です。
それでも買い続けると相乗効果が生まれます。
①買う市場では品物が集まるようになり扱う量が増える
②売る市場では儲けはありませんが売り上げという結果が出るので名前を覚えてもらえる。
ただ、儲からないから大変です。もちろん買ってそのまま汚い状態で売っても売れません。仕入れた作品は額を綺麗に手入れして額装が傷んでいる物は交換したり1点で売れない作品は何点か纏めて売ったりとかなりの手間をかけました。(;^_^A
本当に厄年のこの3年間の時期に修行のつもりでやっておりました。
損ばかりくり返しても何の意味もないので、同じ失敗を繰り返さないように仕入れた作品は全て作者名と仕入れた金額を記載して売却した結果をいつも答え合わせします。
恥ずかしいですが、ちょっと載せます。
上記は画像は有名な作家のリストではなく画廊関係の方が仕入れないであろう絵画のリストです。この際売れる作家の作品以外も扱おう！全部覚えようとしている努力の結晶です。(^▽^;)
ローラー作戦、虱潰しに絵画を扱っていると売れない作品と売れる最低条件が見えてくるようになりました。(;^_^Aアホみたいに何でも扱うと最低ラインが見えてくるんですね（;´▽｀A``
当たり前の事を当たり前にやっても当たり前にしかなりません。当たり前以上の事をやって全てが広がるというか？絵画の評価の基本が見えてきました。
ごく当たり前の事を言います。
作者不詳(作家名)が無く絵の出来が良くない物は売れません。
データや本に載っていない作家、ネットで検索しても引っ掛からない作者は売れない。
だんだん集中力がなくなって何を伝えたいのか分からなくなってきました。疲れちゃったのでまたの機会にしたいと思います。
本当はこんな記事を書くより作品の紹介の方が広告としていいのですが、自分を見つめ直す意味で何回か書きたいと思います。
0から勉強した今しか味わえない美術業者の目線で、感想や絵画の評価の見方、今の絵画の傾向・流行りなど日記のように書けたらと思います。これから美術業界で仕事される方の勉強方法と思って頂けるようなブログになると思います。
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