早川美術 店主の久しぶりのブログ
うげ!!!!!!!!!
気がつけば約1年半くらい・・・。
ブログを更新していない!!!( ̄□ ̄;)!!
安心して下さい!!潰れておりませんよ!!!
ネタも若干古い早川美術 です。
この美術・古物・骨董の世界に入ったのが23年前です。
18・19歳の頃上京し友人の叔父さんが骨董屋を営んでおりバイトで入ったのが始まりです。
初めは全然興味がなかったのですが、当時はこきたない亀の剥製やボロボロの得体のしれない古道具が何万円も売れているのに驚き!!次第に面白い
商売だなぁ~と思いました。
バンド活動をしながら働いておりましたらゆるい町の骨董屋さんでしたが番頭的なポジションになり10年くらい安い給料で働いておりました。
そして、独立したのが12年位してからでしょうか?独立の理由は前社長のガンでした。末期の胆管癌。当時を振り返ると本当に大変でした。(ノ_-。)
前社長のお子さんはまだ小学生で奥さんは外国の方私は結婚したてで・・・・。
治療費などで、私の給料が出ない状態。でもね、家族みたいな感じで働いてたので介護的な事をしながら最後は無給で働いておりました。
最終的には前社長を看取り、残された家族の区役所の手続きなど最後まで全力を尽くしました。(-。-;)
これが私の古物業界の第1章。
文字にすると苦労してるなぁ(;^_^A
そこから第2章
実家の(財布を握っている)貧乏な母親から頭を下げて数百万円を借り独立。
貧乏で苦労して貯めたお金を大事に使わないとと、思い経費はかけず、同業者様から軽トラックを譲り受け安くチラシを造りチラシまきの日々、解体現場を見つけては飛び込みで古道具を買取。美術オークションのスタッフとして日当を稼ぎ、リサイクル品やおもちゃなど何でも売れる物はなんでもやりました。(^▽^;)
今思えば苦労しましたがあの時が一番楽しい時代でした。
悪い事をして首になって独立した訳ではないので同業の先輩方に持ち上げて頂き、お客様・お得意様が増え今の自分があると思います。
独立して3年経ってからでしょうか?
同業のリサイクルショップの方がお店を閉める事になり
現在のはなまるリサイクルの屋号とホームページを譲り受けました。(第3章)
ここも実はターニングポイントです。
10年前の広告と言えばタウンページかチラシ配りですが丁度、ネットの環境が整い始めた頃で上記からホームページでのネット広告に変わろうとしていた時代でした。
リサイクルのホームページを譲り受けた時はもの凄く家電や家具の依頼があり馬車馬の様に1日2.3件は買取に出かけていました。(;^_^A
現在はリサイクル品に力は入れておりませんがその頃の経験から現在でも大体の相場は把握しております。
そんな感じでリサイクルの時代を1.2年続けているうちにネット広告の重要性に気が付きこれはちょっとしたチャンスかな?と思い洋食器買取専門のホームページ
洋食器買取HANAMARU
のホームページを立ち上げました。(*^▽^*)
(第4章)
当時はブランド食器を専門で買取る業者が少なかった為、かなりの点数を扱いました。多分、全国でもネットで洋食器買取の広告を出したのは数える位しかいなかったと思います。
初めはかなり苦労しました。
当時、私も相場がわからずお客様からおおよそ定価を聞いて買取っておりました。そうすると、もちろん損をするんです。(-。-;)
それで、美術市場に出品すると安いんです。当時はまだ洋食器の相場が業者間でも出来上がってなかった。初めの頃は儲けがほとんどなく、お客様の為に働いておりました。
結局たどり着いたのがヤフーオークションです。
お客様から買取した商品を1円スタートの売り切りで出品!!
仕入れ→検品→手入れ→写真→出品→梱包
1ヶ月扱うのが数百点~千!!のこれ↑!!!
休む暇がない!!次第に業者オークションから遠ざかり目にクマが出来て引きこもりの日々・・・。(-。-;)
約!!4年間!!!
1円売り切りで週2回の出品。毎日が仕入れと梱包の作業。体が壊れる寸前でした。
一度、自分を見つめ直し良く考えてみると1円で出品しようが、定額で出品しょうが落札価格はそんなに変わらない事に気がつきました。
そこから、全てのブランドと全てのシリーズそしてアイテムをデータ化しました。
それから楽になりました。言いすぎかも知れませんが、ブランドの各シリーズ
マイセン・コペンハーゲン・ヘレンド・アウガルテン・バカラ・ラリック・クリストフル・大体取り扱ったと思います。
4年間かなりの数を扱ったので、評価の計算方法売れるブランド売れないブランド売れるシリーズ売れるアイテム経験として頭に入っています。
最近増えた洋食器買取業者さんよりは知識はあるともいます。パッと見てシリーズ名と値段は答えられます。
売却の際は是非ご相談下さい。正当な現在の評価で買取致します。
長くなりましたが、(第5章)(;^_^A
下積み10年。独立して7年経った頃。簡単に言うと3年前位にふと思い立ちました。なんと!!
来年から細木和子の大殺界と厄年が重なるじゃないか!!
(年末)これから3年ロクな事がないはずだ!!今のうちに手を打っておかないと!!!!そういう訳で・・・・。
個人事業から法人成り致しました。v(^-^)v
名前も早川道具店~株式会社早川美術と致しました。
皆様の支えでここまで来ました。誠にありがとうございます。
占いと言うか?人間の運と言うか?人間には何をやっても上手くいかない時期がある!?おそらくそれがこれからの人生の中で3年間やってくる
これから3年間どうやって仕事していくか?無理をしないでのんびりやるか?実は本気で考えていました。
ちょうど厄年に入る前の暮でした。
私の美術業界の師匠が忘年会の時に「早川~お前も独立して長いよな~頑張ってるしそろそろいいか~」
そんな一声から第6章の始まりです。
師匠に奉仕する事12年。
紹介が無いと入れない絵画専門の美術オークションと掛軸が専門の美術オークションを紹介してくれました。
紹介して頂く前は絵画関係を仕入れた時は師匠にアドバイスをもらい買ってもらうか預けて売ってもらうかでした。
実を言うと絵画は偽物が多く扱うことも少なかったので仕入れや見積もりの際は師匠に丸投げしていました。
洋食器や人間国宝などの陶磁器、茶道具などで手がいっぱいでしたので絵画の勉強は後回しにしておりました。
何というタイミングだ!!
師匠は有言実行の人!!翌日にはお菓子を携え各、オークションの会主様のところにご挨拶。m(_ _ )m
私は考えました。紹介してくれた師匠の顔に泥を塗るわけにはいかない!!
40歳手前で中途半端にやってもしょうがない!!
厄年だし!どうせ言い事はないだろう!!だったら自分から火の中に飛び込もう!!!
決断したら早いのが長所か?とにかく今までの方向性を180°変えるつもりで舵を切りました。
まず!!
今迄の収入源のヤフオクを辞めました。
ヤフオクを辞める=つまり高く売れる市場を捜す事から始めました。
4年間業者市場に行っていなかったわたしは何処の馬の骨かわからない新参者。人見知りで引きこもりだった故に本当に辛かった。
苦労したのがまず、市場に来ている業者さんに名前を覚えてもらう事、普通では覚えてもらえない。
名前を覚えてもらうには結果を残す事が重要。ヤフオクを売るつもりだった在庫を業者間で売却。専門店として一般の業者より高く仕入れた商品を小売相場が分かるのに業者相場で売り続ける(仕入れ値より下)売り上げと言う結果を残す為、当時は泣く泣く売っていた。
まあ大変!!
そして、絵画はまず美術市場(本)から全ての物故作家をピックアップしてエクセルに写しそこから某オークション会社の落札された作品だけ落札価格をデータとして残す。
データにすると同じ作家でも
代表作とそうでないものとの値段の違いが見えてくる
①作家の名前を覚える②代表作を覚える
③号数で作品の評価を計算する
④絵画専門の市場で勉強して覚えた作家の評価を答え合わせする。
⑤本物を見続ける。
これだけやって普通以上と思いますが、これでも足りない。何が足りないって経験が足りないんです。損したり得したりして体で覚える事が重要なんですね。
経験を積むつまり数をこなす。簡単な様で簡単ではない。お客様からの仕入れでは足りない。どうするか?つまりは業者市場で仕入れる。
これがまた大変で、プロの方と競り合って仕入れる作品の状態や計算方法が狂うととんでもなく競り上がりそして、人間がからむので安く買わせるか!と言う競争意識が働き相場以上で仕入れてしまう事が・・・。
そんな繰り返しで約2年半・・・。
厄年にしかできない事・・・。自分を追い込んで経験と知識を得る。石の上にも3年。自分に投資。
最近やっと師匠に少し追いついてきたかな?と感じる今日この頃。
長文になりました。
今では業者市場では名前を覚えて頂き手間を考えるとヤフーオークションで売却しなくても利益が出るようになってきました。終わりはないですが、絵画の方も相場の計算方法が見えてきました。
厄年が開けるまで3ヶ月!!全力で頑張ります。
美術品や古道具 など気軽にご相談下さい。
よろしくお願致します。m(_ _ )m
幅広く買取致しております。
引っ越し又はコレクション
整理の際は、気軽にご相談下さい。
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株式会社 早川美術