今週末に封切りとなった話題作
「菊とギロチン」瀬々敬久監督が
7/6(金)のゲストでした。
近年のヒット映画を次々と、
世に送り出されてきた瀬々監督。
「64-ロクヨン-」では、
昭和最後の年を描き、前編/後編に
わたって人間の儚さや悲しみを。
佐藤浩市さんや永瀬正敏さんの
名演は記憶に新しいところ。

昨年の「8年越しの花嫁」では、
土屋太鳳さんと佐藤健さんが
主人公を演じ、痛切なまでに
実話をスクリーンに浮かび上がらせました。

今年に入ってからは「友罪」。
生田斗真さんと瑛太さんのダブル主演による
心の奥を押さえつけられるような痛みと
慈悲に満ち溢れた焦燥感。

そして、今作「菊とギロチン」では、
大正末期の若者たちが、
世の中に対する不満を抱きながら、
必死で居場所を求める姿を
実話をベースにアレンジされました。

どの作品も、
ストレートな感動を与える映画ではなく、
時代背景や現実に対するメッセージを
強く訴えかけてくるもので、
観る者の表面ではなく、胸の奥底に
震えを与えるような感覚になります。

そんな瀬々監督との密度の濃いトーク。
監督の映画制作に対するアプローチや
独特の演出概念など、、、
胸が詰まるような思いで、お話を
訊かせていただきました。

TBSラジオ 毎週金曜あさ8:30~
「有馬隼人とらじおと山瀬まみと」