人間は9割以上の情報を視覚に頼っています。ただでさえパソコンやスマホのブルーライトで酷使されまくっている私達の目です。少しでも目にやさしい環境をつくり、いたわりましょう。

朝食は無理して食べる必要はありません。
 もし朝から食欲があったら、糖度の低い旬の果物かナッツ類を少し食べましょう。もちろん、お腹が十分に空いていればしっかりした朝食(未加工の野菜中心に、卵や豆などのタンパク質、小麦粉原料でない炭水化物を少々)を摂るのもいいと思います。

朝は血糖値が上がりやすいので、パンとコーヒーだけで済ませたり、甘い果物やスムージーなどを摂るのは避けるべきです。

また、中年期にさしかかると筋量が減っていきます。それを防ぐためには筋肉の材料であるタンパク質をしっかり摂ることが有効です。朝はタンパク質の吸収率が上がり、また朝血糖値があがりにくいタンパク質を摂ることでセカンドミール効果を狙うこともできます。

*セカンドミール効果とは、一日のうちの最初に食べた食事の内容が二回目以降の食事の血糖値の上昇に影響をおよぼすのを利用して、朝食では糖質を控えることで一日を通して血糖値の乱高下を防ぐ効果のことです。

電子レンジはできるだけ使わないようにしましょう。どうしても使う時は1メートル以上離れます。
 電子レンジは物体の分子を不自然に振動させてその化学的な構造を変えることで物体を温めます。食物の栄養素を変質させることもあります。また、電子レンジ自体が強い電磁波を出しています。もしどうしても使うなら、使用中は十分に離れることをお勧めします。
*私自身、自宅には電子レンジはありません。コンビニ弁当やスーパーのお惣菜も買いませんから、チンしたものを飲み食いすることはほとんどありません。そうすると、口にしたものが電子レンジで温めたものかどうか、わかるようになってきます。レンチンした「熱燗」の日本酒は不自然に妙な熱さになりなんだか美味しくないものです。定食屋の煮物などもすぐにわかります。
 本書では詳述はしませんが、悪玉コレステロールの増加、ヘモグロビンの減少による鉄欠乏性貧血のみならず発がん性が確認されているのが電子レンジです。


衣類はその場に適した清潔なものを。
 基準は周りの人達が不快感をもたないかどうかです。例えば、男女を問わず肌寒い季節になっても不自然に露出の多い服装をしていたり、真冬で上は厚手のジャケットやマフラーなのに下は極端なミニスカートなどといったいでたちは、やはり何か違和感がありますよね。
ドレスコードがある場合、ギリギリラインでそのコードを守るのではなく、そのコードが定められた趣旨に遡って考え、その必要条件のみならず十分条件を満たすようにします。

コラム
「下は厚く、上は薄く」これは貝原益軒の言葉です。年間を通して、下半身にはしっかりしたものを身につけること、上半身は寒い時期にも着込み過ぎないようにすることが大事だといっているわけです。
 私の実感では、1990年前後から女子高生が真冬でも短いスカートで街を闊歩するになったように記憶しています。貝原益軒の教えとはまるで逆のスタイル。高校生のうちは若さのパワーで問題なかったのかもしれません。しかし、今の50代、40代、30代の女性に見られる、乳がんや子宮頚がんのおよびうつ病などの精神疾患の増加。そして、更年期障害の若年齢化。単なる相関関係なのか、それともなにがしかの因果関係があるのか。これは本書の射程からは手に余るテーマなので、将来の課題としたいと思います。

信号は守るのが原則ですが
 私の場合、見通しのよい横断歩道でかつクルマが近づいて来ていないことが確認できるときは、念のために再確認した上で、ゆっくり渡ってしまいます。
 信号機の色を墨守する人の中には、青になるや否や肝心の目視をせずに「私の権利だ」とばかりに我が物顔で渡る人がいます。正面だけを向いており、クルマが近づいて来ても気づかない様子です。これは逆に危険です。信号機の色を遵守しながらも、ほんの少しの主体性を残しておきましょう。

出勤時は早めに家を出ましょう。問答無用で試しに明日は今日までよりも5分だけ早く出てみてください。
 ほんの少しでも時間的な余裕をもつことができると、ゆっくり歩くことができます。ゆっくり歩くと副交感神経が優位になります。逆にせかせかと歩くと交感神経が優位になり、緊張感とストレスが増します。
職場に到着して仕事が始まれば、多かれ少なかれ交感神経優位の時間が続くことになります。
 現代のストレス社会は仕事以外の時間も絶えず交感神経優位になりがち。ですから、可能な限り副交感神経優位の時間を意識的に増やすように意識しましょう。


「横断歩道を渡る前に青信号が点滅し始めたら走って(急いで)渡る習慣」を卒業しましょう。
 クルマの免許を取り運転する立場になるとわかるのですが、横断歩道を走って(急いで)渡るのは、実はかなり危ない行為なのです。
また、点滅中の信号を渡ると心拍数や血圧、血糖値が上がり、身体へのストレスとなります。
そこで、「横断歩道は全く急がないで歩いても余裕で渡れる時以外は渡らない」と決めておきましょう。
個人的にはこれは子どもたちへの大事な教育にもなると考えています。

横断歩道の渡り方に限らず、歩行者としての交通マナーはいつも子どもに見られている意識をもちましょう。
 お巡りさんでなく子ども達です。自分の子どもへの教育だけでなく、街を歩く全ての子どもたちを大事な国と世界の宝と考えましょう。

クルマを運転する時の歩行者への気持ちは、やさしさ第一主義で。
 必要以上の警告や「教育」、怒りの伝達や報復の意図でクラクションを鳴らすのはやめましょう。
クラクションは鳴らされた本人だけでなく、周りの歩行者をも大きな音で驚かせることになります。クラクションは定められた標的だけに音を届けるのではなく、ほぼ全方位に騒音を撒き散らすからです。関係のない歩行者は驚き血圧や血糖値が跳ね上がり、元に戻るのにしばらく時間がかかります。歩行者が相手であれ他のクルマが相手であれ、公益に反するのが不必要なクラクションです。

クルマを運転するときのクルマ同士の気持ちは、譲り合い第一主義で。
 クルマは移動速度と物理的なパワーの増加という意味で、ヒトの自然な力を何百倍にも増してしまいます。そのせいかどうか、運転し始めるや、人格の変わる人がいます。「どけどけ、このノロノロ軽自動車め!」ってなもんです。
歩行者に対しては当然ですが、クルマ同士でもまずは「お先にどうぞ」でまいりましょう。

無理のない範囲、続けられる範囲で階段を使いましょう。
 出勤前や退社後にジムに通うのもよいですが、それと同じくらい、普段の生活の中にちょっとした運動を取り入れる意識をもつこと大事です。
 最初は下りだけ、あるいは上りは一階分だけというように、ほんの少しから始めましょう。また、荷物が多い時や疲れている時は無理しないことです。
習慣化して継続することが何よりも大事です。そのために「頑張らない」ことがポイントです。

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