確かに見えたもの | 瞬間を生きる

確かに見えたもの

あけましておめでとうございます。
この場を借りて改めてご挨拶申し上げます。

2011年もあっという間に過ぎ、
8/30から始めた世界一周の旅も
残すところあと1ヶ月3週間となりました。

昨年も色んなことがありました。
日本で、世界で、そして自分の周りで、自分の中で。

ご挨拶と共につらつらと
昨年の自分のことだったり
今年、これからのことだったり書こうと思います。

1月『リスタート』
僕は次のステージを探していた。
新年を迎え、僕は空っぽになり初心に戻っていた。

いくつか新しい話を貰った。
会社や組織、企画やプロジェクトだったり。

その前年、学生団体を引退していた自分としては
そういう話を貰えたのは本当に嬉しいことだった。

とりあえず貰った会社の話以外はやることにした。
また新たなスタートを切る。


2月『ものさし』
この時期ありがたいことに色々遠出をしていた。
特にLAへ行ったのは大きな出来事だ。
二言返事で世界一周している先輩に会いに行った。

“ものさし”が変わった。
世界は自分の描いていたものより広く遠いものだった。
でもこれは近づいているのだとも感じた。

色んな意味で腹を括れた。

帰国後も
与えられた身の回りのことに自分なりのやりがいを感じつつ
自分のやりたいことに重ねていた。

少しずつ見えてきたもの
これを頼りに小ちゃな光に近づいてきた。


3月『破壊と創造』
3.11 震災
多くの人が亡くなられた。
命の儚さ、自然の怖さを感じた。
ただ死について目を背けていた。
それ以上にこの時は自分が盾にしていたものが壊された気がした。

1月からやってきた大半のものがストップする。

だから先陣切って立て直さなかった。
“本気” がそこにはなかったから。

同時に人の “本気” に触れ
自分の“本気”とは何か考えた。

そんなことを考えて終電内で迎えた21歳の誕生日。

別に答えが自分の中にあると知りながらも
この答えを見つけたくて始めた東京でのシェアハウス。


4月『終わりの始まり』
大学最終年の始まり。
後期は世界一周で大学に行かないと決めていたので
実質卒業カウントダウンが始まった。

週一で学校。バイトなし。
あまりに拘束時間がなかったため
自分にとっての自由について考えた。

失ったものも多かったように思う。
でも何かを得ていると信じて進んだ。


5月『ゆるがないもの』
就職活動が終わる。
受けた会社は2社だったが自分なりに実りある就職活動だったと言える。
特に何かしたわけではない。が人一倍考えたと思う。

人に伝えること、それはすなわち自分で考えた先にあること。
これを学べた。

自分にとっては本当に貴重な経験だった。

それと、自分のやりたいことに揺るぎがないことを証明できた。


6月『新たな道』
結果僕は3社目の会社に行くことにした。
2社とは違い、ドベンチャーの企業だ。

2年の終わりからお世話になっている社長が経営している会社だ。
実績なんかない僕を買ってくれた。
そして託してくれた。

新しいものをこれから創っていく。
何が正解なのかなんてない、正解は自分で残した道があとで教えてくれる。

まだ何も残していない自分なので
誠実に「いいビジネスマンである前にいい人間であれ」を肝に命じ
精一杯頑張りたいと思う。


7月『感謝、感謝、感謝』
世界一周の準備が本格化してきた。
同時に色々やっていたものを形にしていきたかった。

忙殺されそうになっていた頃
色んな人が助けてくれ多くの感謝した。
親、先輩、仲間、友達、後輩。

自分は人によって生かされているなと
改めて感じた。


8月『しばしの別れ』
世界一周まで残り少なかったのと準備が落ち着いてきたので
色んな人、特に同期と話した。

平成元年世代徹底討論や関西関東突き上げ合宿は
まさにその象徴だ。

お互いの将来のことや今までのこと
それは本当に最高の時間だった。

1人ひとりストーリーがあり“共感”で同調していく。
まさに「個を確立し、他と調和す」の如く。

僕は僕にしか描けないストーリーを描きに旅に出た。


9月『死との直面』
カンボジアでの出来事。僕は死にかけた。
“死にたくない”という感情が自分に芽生えたのは人生初だった。

目が覚めたらベッドの上。
足と腕には傷。濡れたパスポート、財布。
奇跡的に僕は生きていた。

ベトナムの戦争記念館。
生きていることが幸せなことだと感じた。

3.11から約半年後、
あの頃は死と向き合うことから背けていたが身をもって向き合えた。


10月『myself,yourself』
旅に出て1ヶ月が過ぎ、アジア国を旅していた僕は
常に騙される、盗まれるとか警戒していた。

ダッカでの出来事。
逢う人逢う人みんな優しくしてくれた。

自分が恥ずかしくなった。
常に警戒していることではなく
国や地域、肩書きに当てはめて、その人自身を見ていなかったことに。

コルカタでもイスタンブールでもアンマンでもエルサレムでも
優しい人ばかりだった。
僕との出逢いに感謝をしてくれた。


11月『映し鏡』
エジプトで昨期出逢った友人と語り明かした。
ミラノで昨期出逢った友人と語り明かした。

でも彼らは日本で傷ついていた。日本人に嫌な思いをさせられていた。
それぞれ違う体験をしていた。

でも同じ日本人である僕に本当に優しくしてくれた。
それは、日本に行った時、優しくしてくれたのも日本人だからだと言う。

国が違えば言語も違うし文化も違うし宗教も違うし肌の色も違う。
でも人間としての心は一緒だと思う。

良心をもって他者に接すれば良心でぶつかってくれると思う。
まるで映し鏡のように。


12月『本気』
この一年、本気って何かを考えてきた。
わかったことが一つ。

今、世界一周している僕は本気であるということ。
そしてこれから創り上げていく未来も。

本気はやっぱり自分の中にあり、それに気付けた。
これからの人生、ずっと本気だろうと思う。

成し遂げたいことをやっているから、
共に成し遂げたい同志がいるから。

自分の気持ちに素直に生きていく。
そこに誇りを持つ。

2012年
残りの旅を楽しみ、
帰国後、旅中生まれた話含め一気に爆発させます!


皆様何卒宜しくお願い致します。

長くなりましたが、以上新年のご挨拶です。