ジャズを歌い始めたばかりの頃、
独学だし、自分が好きだなあと思った歌を、
片っ端から憶えていったんだけども、
ふと気付いたら、
3分の2くらいがコール・ポーターのナンバーだった
以来しばらくそればっかり歌ってるイメージの人になってたんだけど、
好きなんだからしょうがない
今もたまに、作曲家くくりで突き進んでいく事が、
・・・・無くもない
ところで、そのコール・ポーターを描いた映画、
五線譜のラブレター がちょうどその頃日本で公開されて、
映画館でごーーごーーー泣いて来たのよ
もちろん、彼の曲の嵐なんだけれども、
ひとつ、衝撃的だった曲が、
ビギンザビギン Begin The Biguine
この曲の事は何度も書いてるがのぅ、
映画の中ではシェリル・クロウが歌っている。
ぬあんと、メジャーの曲がマイナーになっている。
あ、えーと、
明るいメロディーが暗くしてあるって感じかな。
そう言う事、大まじめにやっちゃう所が衝撃的だったんだけど、
またそれが、カッコいい。
急に上に飛んでコードのテンションを何度か歌う、
(美しいけど、歌っててとても難しい)ところがあるんだけど、
それが、マイナーになるとより、美しい
しかも、本当は途中からマイナーっぽくなるんだけど、
そこに入るととても自然で、そのメロディーがとっても自然。
他にも、すごくゴージャスなミュージシャンに
音楽とシーンの融合感が素晴しく、
ついでに衣装も素晴しい。
男性の衣装はアルマーニ、
カルティエ、シャネル、ミキモト、
'20年代ファッションが小物までめちゃくちゃ素敵
あーそーゆーこと言ってたらまた観たくなって来たな。
DVD出して来ちゃうかな。
その、マイナーのBegin The Beguine