おはようございます。古村勇人です。
以前の北日本新聞のエッセーでも取り上げましたが、昨年よりアクターズクリニックの演技レッスンに通っています。すべてのクラスを受講したのですが、今クールは文学座・高橋ひろしさんのレッスンへ。昨日はその発表会がありました。
題材は宮本研による『ブルーストッキングの女たち』。激動の大正時代、文芸雑誌『青鞜』に集まるブルーストッキングの女たちと抑圧の時代と闘う男たちとの人間模様を描いた作品です。三人の女たちから愛される社会主義者であり革命運動家の大杉栄のひとコマを演じました。
高橋ひろしさんは蜷川幸雄さんの作品など数多くの舞台で活躍し、NHKアニメ『おじゃる丸』では冷徹斎星月役の声優も担当されています。そして、若かりし頃にはこちらのブログでも紹介した『越中万葉夢幻譚』の主人公・大伴家持の声も務められていたので、その名前ははっきりと覚えていました。20年近く経ってそんな方とめぐり会うのは不思議なご縁を感じます。
やっぱり舞台で活躍している方は実力がすごい。これまでいろいろなレッスンやワークショップに行きましたが、自分の求めているレッスンにようやく出会えた気がします。今回はひろしさんも荒畑寒村役で出演されたので、共演しながらの学びが多く、実に贅沢な時間を過ごすことができました。しばらくはこちらのレッスンで自分を磨こうと思います。ひろしさん、今後とも面倒見て下さい。よろしくお願い致します!