思い出の高岡野外音楽劇『越中万葉夢幻譚』 | 古村勇人オフィシャルブログ Powered by Ameba

古村勇人オフィシャルブログ Powered by Ameba

古村勇人オフィシャルブログ Powered by Ameba

おはようございます。古村勇人です。
この度の熊本地震で被害に遭われた皆様に心よりお見舞いを申し上げます。余震の続く中で、避難生活をされている方の様子を見ているだけでも心が痛みます。そして、自衛隊やボランティアの方の姿には頭が下がります。自分にできることは限られていますが、一日も早い復興を心よりお祈りしております。


さて、しばらくブログの更新を控えていましたが、その間にはエッセーの感想と併せて、高岡野外音楽劇『越中万葉夢幻譚』についての問い合わせをたくさん頂きました。というわけで、今日は当時のパンフレットを大公開!写真もたっぷり掲載されていますので、野外音楽劇の雰囲気を味わってみて下さい。

思い出の高岡野外音楽劇『越中万葉夢幻譚』-1


物語は万葉集の代表的歌人・大伴家持が越中国として赴任してくるところから始まります。しかし、これは今で言う左遷。家持は大伴家の衰退に失意の日々でした。

そんな中、舟遊びに出かけた家持は遊行女婦土師(うかれめはにし)の膝の上でまどろみます。そして、源平合戦の平安時代、前田利長により高岡城が建設された江戸時代、文明開化の中で大火事に見舞われた明治時代、第二次世界大戦の昭和時代へとタイプスリップするのです。

夢の中で未来を見た家持は、権力を追い求める愚かさと人生の儚さを知り、自然の美しさに囲まれた越中の地で歌を詠み始めるというストーリーでした。

思い出の高岡野外音楽劇『越中万葉夢幻譚』-2


静寂の暗闇の中、ストップモーションの出演者がライトに照らされ、影絵のように浮かび上がるオープニングは圧巻!バレエ、馬術、能、民謡、花火、ダンス、レーザー光線などが盛り込まれたまさに総合芸術でした。

思い出の高岡野外音楽劇『越中万葉夢幻譚』-3


思い出の高岡野外音楽劇『越中万葉夢幻譚』-4


思い出の高岡野外音楽劇『越中万葉夢幻譚』-5


小学校2年生の時から時代劇にハマっていた自分にとっては、その扮装ができるだけで大興奮だったなー。

ちなみに、この時に大伴家持を演じたのは、高岡市議会副議長の金森一郎さん。後援会の事務局長としてお世話になっています。自分にとって俳優への夢を育ててくれたこの作品はまさに原点。この時のすべての出会いが宝物です。