『とやまメモらナイト』は、チューリップテレビにて毎週日曜日に放送されている富山県提供の番組です。今回は北陸新幹線開業1周年企画としてふるさと高岡が取り上げられることになり、ゲストに呼んで頂きました。
今日のテーマは「ドラえもんのふるさと 高岡を巡ろう」。皆さんはどうしてドラえもんのふるさとが高岡なのか知っていますか？実は、『ドラえもん』『パーマン』『キテレツ大百科』『エスパー魔美』などを描いた藤子・F・不二雄さんは、富山県高岡市の出身なのです。
ちなみに、『忍者ハットリくん』『怪物くん』『プロゴルファー猿』『笑ゥせぇるすまん』などを描いたのは藤子不二雄Aさん。こちらは寒ブリで有名な富山県氷見市の出身で、高岡市立定塚小学校に転校してきたことで、二人は運命の出会いを果たします。
まず向かったのは、昨年12月に高岡市美術館の中にオープンした「高岡市 藤子・F・不二雄ふるさとギャラリー」。美術館に行ったのは久しぶり。すぐ側には母校である高岡高校があるので、高校時代にはよく遊びに行きました。螺旋状の階段を上って行くと、美術館の2Fがふるさとギャラリーになっています。
そして、真っ先に出迎えてくれるのがこちら。さあ、皆さん、ご一緒に（笑）「どこでもドア～♪」このゲートが展示室の入口になっているのです。大人になればなるほどほしくなるどこでもドア。いやー、これは期待が高まります。
そして、ドアを通り抜けると、藤子先生が中学生時代に作った幻灯機が再現され、幼少時代の写真や当時の高岡の風景を織りまぜたVTRが「ふるさと高岡の記憶」として上映されています。BGMも素晴らしく、藤子先生が上京を母に伝えた時に「そうけ」という富山弁で後押ししてくれたという一節には思わず涙が溢れました。
もうひとつ印象に残ったのは、藤子先生が上京した時のトランクです。中学時代に手作りした漫画雑誌『少太陽』や冊子『妖怪島』からは、その完成度の高さに驚かされます。漫画家になる夢と決意をそのトランクに入れて愛用していたことに思いを馳せると、同じく夢を食べて生きている自分としては、胸が熱くなりました。
『ドラえもん』の中で、富山弁が使われていたり、高岡の風景が描かれている作品も紹介されています。こちらについては、ぜひ番組をご覧下さいね！その他、原画と出版物の比較コーナーや、藤子先生のキャラクターが大集合するオリジナルショートムービーも必見。原点となるふるさと高岡らしい素晴らしいギャラリーでした。
展示室から出てくると、高岡の伝統産業である高岡銅器で製作されたドラえもんが見送ってくれます。その横にはギャラリーショップがあり、ひみつ道具の「アンキパン」をイメージしたラスクもあるんですよ！
続いて向かったのは、北陸新幹線開業前にリニューアルオープンした高岡駅。待合室にはこれまた高岡銅器で製作された「ドラえもんポスト」があるのです。こちらはビッグサイズ！ドラえもんが手紙と一緒に夢を運んでくれますよ。そして、このポストの目の前から路面電車である万葉線の「ドラえもんトラム」が出発します！
その後は、新高岡駅に移動して、オープニングの撮影を。先日のブログで紹介した「高岡大兜」はこんなに大きいのです。ちなみに、なぜこんなに明るいのかと言うと、ロケにぴったりのお天気、だったのではなく、前日から雪、雪、雪だったのです！
それにしても、春仕様の衣裳だったので、寒かったー！！（笑）でも、お正月に帰省した時には雪ひとつなかったので、やっと富山の冬を感じることができました。これも自然豊かな富山の醍醐味。この雪が降るからこそ、心はずむ春がやって来るのです。
今回はふるさと高岡で心はポカポカになる楽しいひと時を過ごすことができました。稲垣さんを始めとする広報課の皆さん、チューリップテレビの皆さん、お世話になり有難うございました！
チューリップテレビ
2016年3月6日（日）21:54～
2016年3月11日（金）10:55～［再］