人を育てる時、これは注意しないといかんなと自分に言い聞かせていることがある。
言いづらい聞きづらい雰囲気を作ったら駄目‼️
人は誰しも最初から完璧に出来るわけではない。
分からないことを聞こうとしても聞けない人がいる。
なぜなら、上司に気を使って聞けない人。
聞き方が分からない人。
質問の仕方が分からない。
じゃあ、プライドが高いから?
いや。
〝聞く事〟すら頭の中にない人。
言葉が出てこない人。
勘違いしてしまう人。
頭が真っ白になってしまう人。
中には軽くパニックになってしまう人。
様様だ。
それに、人は叱られると思考停止になりやすからね。
なぜ目の前の人がそういう風になるのか考えたことがあるだろうか。
それは、あなたが【ネガティブな感情】で反応しているからだ。
部下が仕事等で失敗した時、こんな言葉を発していないだろうか。
〝なんでこんなのもできねんだよ!〟
〝この程度の事を間違えるなんて人としてどうかしてる!〟
など、相手の人格を否定したり。
また、不機嫌な顔をして相手を怖らがせていないか?
思い当たる事ない?
だとしたら、人を叱る時、手痛い反抗にあった事ないか?
逆ギレされたり。
急に目の前からいなくなったり。
思わぬ形で報復されたり。
思いつくと色々あるが、何かしらの反応はあったはずだ。
もしかしたら、泣いてたかもしれない。
いや、何もない!むしろ…
俺はいつも分からないことがあったら聞いてくれ!
絶対、力になる!
と、伝えていたかもしれないが〝それ〟は少なくとも伝わっていない。
100%伝わっていない。
なぜか?
もし、失敗した時など〝なぜ?きかなかったの?〟なんて言いながら、あなたは残念そうな顔を相手に向けてなかったか?相手はその〝残念そうな顔〟見るのが嫌なんだよ。しかも、相手が部下や生徒、または自分の子供なら尚更、あなたの顔色を見てるよ。おまけに人格を否定するような言葉をかけられたら。その人は〝そこ〟で終わります。確実に駄目になります。
〝何をいってるの?こんなの俺(私)だって通ってきた道だよ!〟なんて思うのだろうね。だけどあなたも最初はどうだった?
初めから〝出来る人〟だったかな?
出来る人なら読まなくて結構です。
だけど、〝あなただから通れた道だから〟と言って目の前にいる人が〝同じ道〟を辿れるとは限らない。少なくとも、同じ人間ではないよね。血は繋がっていたとしても生きて来た時代があまりにも違いすぎる。違いすぎる故。すれ違うこともあると思わなかっただろうか?
さらに、あなたが当たり前だと思って出来ていた事が、相手も100%出来たかな?
…。
だったら、少しは考えてあげて欲しい。
寄り添って、相手が何に迷って悩んでいるのか知ることが大事。
そして、何度も粘り強く繰り返し話を聴いてあげる。例え、些細な悩みだとしてもしっかりと受け入れるのが必要。これ凄く重要。
それに、キレたら相手が言う事を聞くと思っているのなら辞めたほうがいい。
また、怒られると相手の事をなだめようと〝そちらに〟意識が行ってしまうので、いくら叱っても、その人が直せないのはそのため。
何度も失敗を繰り返すのもそう。
怒ってるあなたをなだめようと頭を使いその場から逃げたくて仕方ないのだ。
結局、あなたの話は絶対伝わらない。
ましてやあなたが怒っているので、嵐が過ぎ去るのを待つ事に意識がいくんだ。
最初から思い通りにいくと思いますか?
思い通りにいかないから、〝磨く〟必要がある。
だって目の前の人は〝ダイヤの原石〟なのだから。
将来、この人が成長して、あなたにとって強力な味方になってくれたら。これほど頼もしくて嬉しいことはないだろうか。
それから、案外ね。
〝この人、大丈夫なの?〟
なんて思う人ほど、結構化けるんだぜ。
それは、甘やかす?
甘やかしてるのでは?
と思うのだろうね。
違うよ。
そんな事、思うあなたの方が余程甘えてるよ。
だって、ただ面倒なだけだろ?
ここでお互い切磋琢磨したら、将来的に自分の糧になると思わないのかなぁ。
努力するのはあなたの方。
他人と過去は変えられない。
だけど、自分と未来は変えられるだろ。