2021年6月6日 東京競馬場 G1『安田記念』。
あの武豊がカデナに騎乗。武豊と言えば競馬界のレジェンドだ。競馬と言えば武豊。武豊と言えば競馬であり、普段競馬など見ない買わない興味ない人も
武豊だけは知っているだろう。1987年デビュー。2万回以上の騎乗回数と4200勝以上の勝利を収めている言わずと知れた、天才ジョッキーだ。

しかしだ、競馬ファン以外は、大して気にもならないと思うけど、今年の安田記念で、最低人気の馬に騎乗したのである。 『最低人気の馬に豊が乗る時代になった…』カデナには新馬戦と2戦目の未勝利戦に騎乗して以来、久しぶりの騎乗だった。

個人的な意見を述べると、とうとうそんな時代になってしまった!のかと…

ここ数年、やたらとあちこちで世代交代が叫ばれている。しかも世界的に…昨年のコロナを界にそのスピードは、一気に速くなったように感じる。

働き方を始め 普段の生活も変化して来ている。便利になった側面もあり、どんどんそっちの方へ我々は流れていく。それに抗うのはあまりにも難しい。むしろ上手に乗った方が早い。いやッ 乗らざるを得ない世間になってる。コロナでリモートワークが進んだけれど、特に大きな混乱もドタバタもなく移行出来たように思う。まるで予定調和のように。
その流れに、ボクはついて行けてる?…行けてない。
ウチの会社ですら リモートワークが出来るようになり、実際稼動している。その流れにボクはついて行けてるだろうか?…正直ついて行けてない。

コロナワクチン接種が始まる時、予約券の申し込みはネットでの申し込みで、高齢者がネット使うのは難しいと言う声をよく聞いたが… ボクは高齢者ではないがネットは無理だ!と言う声は残念ながらスルーされるだろう。使えない人にあえて優しさや親切心を出すことはしない世の中になっていると感じる。

でも、それは冷たさとは違うと思う。現実だ。つまり優しさや親切心が似合わない世の中になるんだろうと思う。余計なものは、削ぎ落とされる。定年がそう遠くないボクらも、そっちのカテゴリーでは、削ぎ落とされる立ち位置だ。社会に出て働き出した頃は、定年まで勤めあげて、最後の出社の日の退社時間に花束をもらって勇退のイメージを持ったいたが…どうやらそれは、難しそうだ。年齢を重ねるのが 罪?なのか…

DXは?我々になにを残してくれるのだろうか?少なくとも DXは? ボクに優しさは残してくれないだろう。
あの競馬界のレジェンド武豊ですら、G1で最低人気の馬に騎乗する今って…?それでも6着に持ってくる武豊は?やっぱり天才だ。52歳武豊! DXに抗え!
そしてDXに教わろう。ボクも武豊も老け込む年齢ではない!


       語楽ッケンローラー