当地では、今日は初夏を感じさせるような日差しが心地良い一日になりました。
ブルーベリーの開花も順調に進み、晩生のパウダーブルーやオクラッカニーが見頃となっています。この週末は、これらの品種を中心に人工授粉をしておきました。
ラビットアイ系オクラッカニー
ラビットアイ系パウダーブルー
ラビットアイ系メンデイトの小苗
一方で、早めに咲いた品種は開花が終わりに近づいています。
ラビットアイ系ウッダード
ラビットアイ系ホームベル
ラビットアイ系ブルーシャワー
ラビットアイ系タイタン
どの品種も割と受粉してくれたような感じです。タイタンどれくらいのサイズの実が出来るのかな~。
防鳥ネットの訪花昆虫への影響を心配して先週末から週末と週半ばに人工授粉を行っていますが、今日見ているとマルハナバチも来てくれて良い仕事をしているようでした。昆虫は20mm目くらいのネットだと普通にすり抜けて入って来ているようです。
あと、我が家で唯一咲き遅れていたスパルタン(スパータングロー)ですが、4月21日にようやく咲きました。
ノーザンハイブッシュ系スパルタン(4月21日の様子)
ハイブッシュ系はラビットアイ系の花粉で受粉しなくもないらしいので、とりあえず今日咲いていた花にはオクラッカニーの花粉を人工授粉しておきました。もう少し咲き進んだら、ニューハノーバーの1花だけから採取して保管してある花粉を受粉させてみようと思います。
これで我が家で今年結実させる予定のブルーベリーは全て開花しましたので、開花日を一覧にして記録しておきます(場所:さいたま市)。
≪ラビットアイ系≫
- ホームベル 2月21日
- ウッダード 3月30日
- ブルーシャワー 4月4日
- ブライトウェル 4月4日
- タイタン 4月4日
- パウダーブルー 4月9日
- オクラッカニー 4月12日
- メンデイト 4月16日
≪ノーザンハイブッシュ系≫
- スパルタン(スパータングロー) 4月21日
≪サザンハイブッシュ系≫
- ニューハノーバー 4月10日
ところで、花が終わった後の花殻(花の時に花冠だった部分)ですが、放っておくとぽろぽろ落ちて、見た目がちょっと残念な感じになります。
我が家は賃貸テラスハウスの庭先なので近所迷惑にもなりますし、花殻が落ちずに幼果に付いたままだとカビ病の発生源にもなるので、我が家では花殻は積極的に摘むようにしています。
花殻を摘んでいると、次第に指がべたっとしてきます。これは花蜜で、舐めると甘くて美味しいです。ミツバチの気持ちが分かりますね。花殻摘みの花蜜の味わい、今の時期のささやかな楽しみでもあります。
それで、この甘い花蜜を集めたら砂糖作れないかな~、なんて、ふと思い付きまして…。甜菜から砂糖を採る時の要領で、試しにやってみました。
まずは花殻を集めました。
70℃くらいのお湯に10分ほど浸して、花殻に付いている花蜜をお湯に溶かします。煮ると花殻からエグ味が出そうなので、お湯は火にはかけません。
花殻とゴミを濾してフライパンへ移します。
強火で煮詰めます。
煮詰まってきたら弱火にしてヘラでかき回し続けます。
糖分が多ければこの後に砂糖っぽくなるのですが、糖分が少ないせいか、飴状になって固まってフライパンにこびりついてしまいました。
少しこそぎ落としてみました。
味わってみると、確かに甘くて一応砂糖にはなっているようです。花粉のような独特のにおいのある甘さです。火加減をミスったようで、べっこう飴のような味になったのは少々残念ですが。
そんな訳で、花蜜からも一応砂糖は出来た(?)というお話でした…