半年でプログラミング教室を辞めた話


昨年8月にスタートしたプログラミング教室を今月で辞めました。たった半年で辞めた理由は3つ。


​1. オンライン形式に向いてなかった


 息子は小学2年生。分からない点を説明する語彙力が不足してるので、zoom上で上手に分からない点を先生に伝えることが出来ませんでした。その結果、一度分からなくなってしまうと、質問することができず、脱線して授業が停滞することがありました。最初はただふざけているのかと思い息子に注意していましたが、横で見ていると、これはついていけていない自分を悟られたくないがゆえの現実逃避ムーブなのだと思うようになりました。


「分からないところは先生に質問すればいいんだよ?」と息子に言いましたが、息子にとってそれはハードルが高いようで、「どう分からないかを伝える」こと自体が難しいようでした。対面の授業でも難しいのに、zoom上ならなおさら難しいようでした。また、先生もオンライン上では息子の分からないポイントを察するのが難しいようでした。(それを期待するのも酷な話です)


​2. 選択したプログラミング教室が息子のニーズに合っていなかった


そもそも、私のプログラミングへの理解不足が原因でした驚き 


適当に選んでしまいましたが、どうやらプログラミング教室にも色々あるようです。私が息子に勧めた教室は、教育版マイクラを使っていましたが、いわば「プログラミングを学ぶためにマイクラを使ってる」教室でした。言ってしまえば、マイクラである必然性はない。。


例えば、「金ブロックを土ブロックに置き換えよう!」みたいなプログラミングを組むとして、それって別にマイクラじゃなくてもいいわけです。マイクラの世界を間借りしてる、プログラミング的思考を習う教室です。


私はそれで良いというか、そういうもんだと思っていましたが、息子のニーズはもっとマイクラの世界を楽しむためにコマンドを使ってプログラミングをやりたいというものでした。


例えば、大量のゾンビが襲ってくるとして、そのゾンビに対抗するために、大量の武器を出すコマンドを打ち込む!みたいなことをやりたかったようです。息子はそれをやりたいがために、YouTubeやネットでそのコマンドを調べ、PCにコピペして試そうとしていました。ただ、使ってる教育版マイクラだと制限がかかっていて、それが出来なかったようでしょんぼりしていました。


そんな息子の姿をみて、この教室は息子のニーズに合ってないとついに理解しました。


3. デジタル上で抽象的な論理を理解するのは難しい


1の話の派生ですが、息子が難しいと感じている時、抽象的な論理自体をまだ理解できていないのではとチラッと感じました。まだ未成熟な脳みそが、複雑な論理を理解するのには無理がありますし、それをいきなりデジタルでっていうのも難しいだろうなと思いました。対面形式なら、具体物を用いて理解させることを可能です。オンライン授業だと、すべて頭の中とデジタル上の作業なので、低学年にはハードルが高い。。


例えば、ロボットを前に進めて、金ブロックを破壊して、土ブロックを置きますというような一連の作業を口で説明するのと、自分の手で物体を動かしながら理解させるのとでは、理解度は当然変わります。(実際には、もっと難しい内容をやっていたので、なおさら!)


横で聞いてると私でさえ、え?なんでそうなるんだろう、、、?と理解しきれない事があって、こりゃ難しいと思いました。よく分からないから、とりあえず書いたプログラムでロボットを動かして検証するにしても、全部デジタル上のことですしね。。どうしてこうなるんだろう?を考えても、想像力が足りないと途端についていけなくなります。


だから、辞めました煽り


息子は辞めたくない!と言っていましたが、授業で分からなくなると、途端に普通のマイクラとしてゲームをやりだす。。


教育版マイクラは、実はプログラムを書かなくても、普通にゲームとして遊べるのが問題でして、1.で書いた「脱線」とはゲームをはじめてしまうこと驚き


うん?ゲームするのに月1.5万円払ってるんじゃないんだぞ?という話。


今月で今のプログラミング教室は退会したのですが、新しく対面形式のプログラミング教室を始めようと思い、昨日体験レッスンを受けてきました。


そちらは、息子のマイクラのニーズにバッチリ合っている上、スクラッチでゲームを創れたりします。


体験レッスンで、ゲーム創りをやったようで、ものすごく楽しそうでした。


息子、実家に行くと、ばぁばのタブレットで夥しい数の無料ゲームを勝手にダウンロードして、何時間も飽きずにやっています。


私もウンザリしながら、何度も息子を注意して、ゲームから引き離す努力をする日々。あげく、ゲームばかりして、うちの子はどうしようもないやつやと嘆いていましたが、、、


そのゲームへの飽くなき好奇心と、あらゆるゲームのプレイ経験が、ここにきて!まさか!


活きるとは思ってませんでした。。


息子、20分くらいでちゃんとしたゲームつくってた爆笑


そりゃ、息子のゲームの引き出しは伊達じゃないからね(自慢にならん真顔


マイクラも、先生が敵としてコッソリ攻撃して、それ対抗するのですが、息子はすごいちゃんと生き延びていたそうです。


コマンドを打つ上で必須な、タイピング能力や簡単な英語力も息子は身についているので、問題なくやっていたそうです。


もともと、前のプログラミング教室でも才能あると褒められていましたが、こちらでも褒めてもらっていました。


私は頭が固いので、自分の気に入らない領域のこもに関しては無理解で、ゲームが大好きな息子のこともどうしようもないなと困っていましたが、そんな息子が褒められる世界があるんだ、、、、息子のありのままが強みになる世界があるんだと、、、


後頭部をガーン!と殴られたような衝撃でした。


体験レッスンでゲームを創ってるときの息子は生き生きしていて、時間が足りない!!というような感じでした。


もちろん、入会したい!と言っていたので、旦那と話をして入ることにしました。


月謝は前の教室の倍なのですがネガティブ


息子の習い事だけで、月10万円くらいかかってるんですけど、、、、塾行ってないのに魂が抜ける


英会話の家庭教師を雇うか悩んでいたけど、ちょっと時間的にも費用的にも悩むレベル。


英語は続けさせたいけど、息子の興味に投資をするなら、優先順位つけなきゃなと。


このまま好きな道を爆走していって、学歴なくてもフリーで食べていけるくらいまでにはスキル身につけてくれないかなと期待する。


ただ、海外で働きたいなら学歴はマストなので、やはり勉強のフォローもすべきだろうな。


悩ましいですね凝視


今日のところは、プログラミング教室を辞めて、新しくプログラミング教室を始めるよというお話でした。