異動の内示を受けてから、毎日をバタバタと過ごしており、ブログ更新が滞っていました。
仕事の合間を縫っての引っ越し作業もほぼ落ち着いてきました。
今やっと身の回りの整理や引継ぎ関係も終わり、自分の時間を持つことが出来、ブログを更新したところです。
それにしても6年半の単身赴任…、長かったなぁ…
この長い期間を過ごすために私が参考にしたのは、
「単身赴任10ヶ条」
と言う格言?指針?の様な言葉でした。
職場のデスクマットに挟み込んで…
その昔、職場の上司からよく読む様勧められてから、目に付くところに掲示しています。
元々は、日本人の企業戦士が海外赴任や単身赴任する事が増え始めた昭和40年代。
赴任先で様々な理由(敢えて列挙しません)でリタイヤする社員が増え始め、それを防ごうと大手企業が自社員向けに向けた言葉だそうです。
本文は…
(本人用)
1 「ネアカ」が一番。
「ネアカ」にまさるカロリー食、栄養剤はない。
2 別居意識、孤独感を持つな。
長期の出張研修に自主参加しているのだ。
落ちこぼれはイヤだろう?
3 会社一部負担の研修内容は
「定年後の生き方」
「老後の夫婦生活」
「健康・栄養学」。
4 何事も百点満点を望むな。
六十点で人並み、
七十点で秀才、
それ以上は変態と思え。
5 義務感でイヤイヤ家事をするくらいなら、放棄して外に出よう。
死ぬわけではないのだ。
6 定時になればさっさと帰れ。
残業、酒、麻雀などに部下を巻き込むな。
みんな迷惑している。
7 いずれは強制送還されるのだ。
タップリある自由な時間を有意義に使え。
急げ、時間がない。
8 大変なのは女房殿だ。
女房のガス抜きに抜かりはないか?
爆発してからでは遅い。
9 控えること~塩分、糖分、脂肪、
飲酒とタバコ、テレビ、仕事など。
厳禁すること~女。
10 努めること~健康づくり、友人づくり、趣味、旅と味、遊び心など。
厳守すること~睡眠。
表現がなんとも昭和チックではありますが、現在も通用することばかりだと思います。
これには、単身赴任する夫を持つ妻向けにも用意されています。
(妻用)
1 女房が明るいと亭主も明るくなる。
逆も然り。
明るい話・楽しい話題で亭主をヨイショしよう。
2 自分達の都合で選択した二重生活だ。
金、子供のことでグチグチ言うな。
特に電話では。
3 食事、酒、家事など細々言うのはやめよう。
やるヤツはやる。
やらないヤツはやらないのだ。
4 「かわいい子には旅をさせよ」と言うではないか。
過保護な妻になるな。
夫の自立のチャンスだ。
5 衣替えの時期、年に二度は夫を訪ねるべし。
折角の別荘ではないか。
休日はデートを楽しもう。
6 今は二度目のお見合い期間、恋愛期間。
単身赴任が終わったら、もう一度新婚しましょう。
7 赴任して三ヶ月間は、毎朝でも電話を。
この時期、彼の精神状態は不安定である。
優しく励まそう。
8 1人ぐらしの父は、娘の手紙に弱い。
娘にせっせと手紙を書かせよう。
いなければ貴女が。
9 別居ではない。
彼は出張なのだ。
ボスの部屋、居場所、グッズに勝手に手をつけるな。
10 病気をするな。
彼が一番気にしているのはそこだ。
健康なら七十点、ネアカで三十点プラスだ。
今だと「上から目線?」と言われかねない様な表現かも知れませんが、男から見た妻への希望(理想?)が上手くちりばめられていると思います。
単身先のアパートの卓上にも貼っていました
単身赴任が長くなってくると、家族に負担を強いてしまい、「生きるために働いている」はずなのに、「働くために生きている?」との様な錯覚に陥ってしまうこともしばしば…
支えてくれる妻や家族だって同じ思いをしていることを忘れてしまっては本末転倒。
常に目を通して初心を忘れない様にしていました。
お陰で、妻も私もこの6年半で少し成長した~強くなった~気がします。
もし今現在単身赴任をされている方、これから単身赴任をされる方がいれば、この言葉を参考にされると気が楽になると思いますのでお勧めです。
さて、私の単身赴任生活もひとまず終了します。
再び単身赴任生活を始めても、楽しめそうです。
さし当たって妻と虎太郎との生活を楽しまなくては…