祝 公演8888回 | Life is good!

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世の中、黄金的週間だと言うのに、先日の帰省時の話題でごめんなさい。
4月22日、妻とミュージカルを鑑賞してきました。
向かった先は、札幌市中央区の北海道四季劇場。
現在上演されているのは「CATS」。
四季劇場1
この日は、メモリアル公演


実は、ミュージカル・キャッツを観るのは2回目なんですが…
初めて観たのは、思い返す事24年前の1991年。
劇団四季が北海道で初めてミュージカルを公演した時の事でした。

当時は、移築されて空き地となった旧JR札幌駅構内に、天幕を張っただけの粗末な劇場(JRシアター)が建てられ、期間限定で上演されていました。
それが今では、大通公園のすぐ側に立派な劇場が建ち、劇団四季の様々なミュージカルが観られる様になるなんて夢のようです。

席も前から5列目のほぼ中央だったため、見応え十分でした。
そしてこの日、劇団四季による「CATS」の国内公演回数が8,888回を記録。
最後に記念のスペシャルカーテンコールが披露され、会場はスタンディングオペレーションに包まれました。
四季劇場2
左からミストフェリーズ・ヴィクトリア・マンカストラップ
全員北海道出身者が演じています。


演劇の内容は、「都会に暮らす猫たちの舞踏会」であり、それぞれの猫たちの生い立ち~歴史~をみせているのですが…(詳しいあらすじは、公式HP を見て下さい。)
24年ぶりに観ると、感じ方・とらえ方が違ってくるもんですね。
上手く表現できないのですが、昔観た時は、歌と踊りに感動し(圧倒され)ていただけだったと思います。
それが、今観ると登場する猫たち1人ひとりにドラマがあり、
「これは、猫を模しているだけで、人の人生を謳っている」
と思えたのです。

夢と希望に満ちていた若い頃も過ぎ、歳老いて行く事が不幸か?と言うとそうでもなく、多くの経験と思い出を持つ事が豊かな人生に繋がる事を表しているのです。
自分の人生もそうありたいと思いを馳せてしまいました。

そして、北海道人としての楽しみ方なんですが、主役級の猫を演じている3人が、北海道出身者であると言う事。
彼等は小学生のころに観た、24年前の札幌JRシアターで上演された「CATS」に心を掴まれ、劇団俳優を志し、努力を重ね、今その夢が叶ったのです。

また、もうひとつの隠れた楽しみ方…
CATSの世界は、都会のゴミ捨て場が舞台となっている想定のため、ステージの周りや観客席の壁にゴミのオブジェが飾られているのですが、その中に北海道的なご当地ゴミが混ざっているのです。
(onちゃんや道内テレビ局のキャラクターグッズ、ファイターズやコンサドーレのユニフォームやカツゲンの空き箱等々…劇場内撮影禁止じゃなかったら写真撮りたかったなぁ…)
四季劇場3
上演終了後、多くの人がその余韻に酔いしれてました。


それにしても、8,888回も公演が続くのって凄いですよね。
今年の夏には、9,000回を迎えるそうです。

私たちも余韻に浸りながら虎太郎と街なか散歩を楽しみました。
四季劇場4
マキャビティに切り裂かれるかも…


今回、妻の誘いで観る事が出来たのですが、本当に色々と思いを巡らす事が出来ました。
(妻は、劇団四季のファンなので、1人で東京の四季劇場にも観に行くんです。)

20年後にまた観たら、また違った見方が出来るのかな?
そしてその時には、今CATSを観た子供達の中から夢を叶える子が現れるのかな?
なんて思ったりもして…