旅 2014秋 その2 思い出のルート(11月21日) | Life is good!

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たわいも無い日常・趣味と旅・柴犬カムイ・先代犬虎太郎のこと

長岡ICから関越道に入り、東京方面へ走行すると、湯沢の町の灯りが見えてきました。

懐かしい… 実に懐かしい。
若いころ仕事の都合で都内に1年、千葉県に2年間住んだことがある私。
冬どうしても雪遊びがしたくなり、関越道を使って神立高原スキー場へ2週間に一度は来たものです。

夕方、都会の雑踏を抜け出し、スキー場に向かうワクワク感は、今の旅に出る時の気持ちと似ているかも知れません。
当時は、「スキー場に温泉と仮眠室があって早朝スキーを楽しみ、午後にスキー場を後にして都内に帰る」と言うスタイルに驚いたモノです。
(北海道のスキー場は、早朝営業していません)

関越トンネル
長すぎる…(※画像はネットから拝借)

古い思い出を思い返しているウチにに関越トンネルに差し掛かると、やはり思い出が蘇ってくるモノです。
冬に走ると、タイヤチェーン脱着のため必ず関越トンネルの入口と出口でPAに誘導されるのが煩わしかったなぁ…

聴くコタ
昔話を聞く虎太郎


聴かぬコタ
退屈な話で悪うございやした(`ε´)

それにしても、全長11kmにも及ぶ長いトンネルは、満腹かつ睡魔に襲われている身に辛かった…
20日午後11時ころ、眠い目を擦りながらも思い出の谷川岳PAになんとか到着、就寝とあいなりました。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

11月21日(金)

朝の5時ころだろうか?
虎太郎がクンクンと泣きながら私の顔に近付いてきたので目が覚めた。
「うっ、寒い…」
さすが谷川岳PA、窓の結露が凍っていました。
虎太郎も寒さでオシッコがしたくなり、私に助けを求めてきたのです。
虎太郎は普段、ぬくぬくと暖かい家の中で過ごしているからなぁ…
とは言え、オシッコを我慢させるのは忍びない。
虎太郎のこんな健気な姿を見ると、切なくなります。
「はい、散歩に出ましょう」
散歩中、エンジンの暖気を忘れずに…
夜明け前の澄み切った空。
東の空に薄い月が綺麗でした。

谷川岳の山
りん母から頂いた手作りバンダナを巻いて

山の方を見ると、うっすらと雪が積もっていました。
ここからは見えないけれど、かつて谷川岳の衝立岩を登ったことがあるんです。
今思い返してみてもキツかったなぁ…
もちろん谷川岳のふたつの山頂(トマの耳とオキの耳)は踏破済みです。
あの時の達成感は、今も忘れ得ぬ思い出のひとつです。

それにしても、神立高原スキー場や谷川岳(三国連山)で遊んでいたころから既に20年になろうとしているのかぁ…
懐かしく思えるはずだぁ。
それだけ自分も歳を取ったて言うことなのね。

谷川岳PA舎
お、似合うじゃん!

谷川岳PAと言えば、モツ煮定食が有名なのですが、早朝のため営業していませんでした。

虎太郎は、自然の多いところが大好きなので、関越道のSAPAでゆっくりたっぷり散歩させました。
今日は、野暮用で夕方に東京都内へ向かわなくてはならないので、それまでのんびり進みます。
都内だと気軽に車を停めて虎太郎を歩かせることが難しいので、自然の多い今のうちに多めの散歩を楽しみました。

赤城高原SA
赤城高原は清々しい空気に包まれていました

赤城高原SA付近は、木々の葉が色づいて綺麗でした。
季節の移ろいが早い北海道では、秋はあっと言う間に過ぎ去ってしまい、今回の旅の冒頭シーンのように既に冬景色です。
本州の秋はゆっくり楽しめて羨ましいです。

赤城高原の紅葉
真っ赤に色づいた紅葉が綺麗



14時ころ高坂SA上りに到着。
ここは、上りと下りの施設が隣り合わせで整備されており、階段やスロープを使えばどちらも利用可能。
しかも緑地として整備されているので、ワンコの散歩にもうってつけなんです。

高坂SA2
高坂サービスエリアを先頭に… 渋滞の有名ポイントだね

下り側にはドッグランも設けられています。
でも、この日は、女性3名のグループが連れている洋犬5頭に占拠されていて、更に「柴犬だよ」「柴犬嫌いなんだよね」と聞こえるように言われてしまいました。
うーん、久しぶりの柴差別に会いました。
(T_T)

高坂SA1
♪キジケンケン ココニャンニャン…(知ってる人いる?)

ま、気を取り直してゆっくり散歩を楽しみましたけどね。

それにしても今日は、全然お腹が空かない…
いやむしろ胸焼けしている。
なんでだろう? 体調悪いのかな?
(°∀°)アレー?

ベーカリー
トンカツとラーメンが…

とりあえずSAに入っているベーカリー神戸屋でパンを3個ほど購入するも、やはり食欲が無く、高坂特製クリームパンだけを頂きました。

クリームパン
高坂プレミアム!


虎太郎と一緒に
少しだけお裾分け

うん、クリームの程よい甘さと軟らかくて香りの良いパンだね。
美味しい。
だけどお腹苦しい、もうダメ(>_<)。

新潟牛乳
牛乳に相談だ!


虎太郎も私も充分休憩を取ったので、「そろそろ進もうかなぁ?」と思い、何気にスマホで交通情報を見ると、首都高の大部分が赤く染まっている?
ラジオの情報では、小菅JCTでトラック3台が絡む事故が発生した影響で、各所で渋滞が発生しているとのこと。

うーん、それじゃぁ早めに出発しましょうか?
関越道からは、首都高へ真っ直ぐ入られないので、外環道を経由し渋滞ルートを避けて川口線へ。

道中は、思い出話を虎太郎に聞いてもらいながら走りました。

「父ちゃんにも多感な時期があったんだよ」

寝るコタ1
聴いてる?

いつ見ても東京は、人が多くて建物がひしめいているなぁ…
しかも絶えず変わりつつあるところが凄い。

首都高川口線
首都高から見える景色もどんどん変わって行く…

「ごらん虎太郎、父ちゃんは昔この街に住んでいたんだよ」

寝るコタ2
そのまま落ちちゃえ!

16時30分、東京湾の人工島(埋め立て地)、城南島の海浜公園に到着。
居住者の居ないこの島は、ある意味「東京の最果て」と呼ぶに相応しい場所かもしれません。

城南島1
散歩に最適!

ここは、僕の好きな映画監督 押井守さんのある作品の舞台になった場所なんです。
作中では13号埋め立て地と呼ばれていたこの場所。
映画は…現実と虚構…相容れることのない論理の狭間に引き裂かれながら、知恵と勇気のみを武器に危うい正義を実現し得た者達の物語。
本作品は、映画監督 本広克行さんにも影響を与えた事でも有名です。

城南島2
後ろに見えるは、羽田空港

城南島海浜公園へは、やはり20年ぶりの来訪。
ここは、キャンプ場やバーベキュー広場、砂浜(人工)や緑地が整備されているので、夏は大勢の家族連れやグループで賑わいます。
この季節さすがに人はまばらですが、目の前に羽田空港と離発着する航空機が見えるので、航空ファン数名が受信機片手に空を見上げていました。

中には、女性も望遠カメラを構えていたりして、山ガールにせよ、鉄子にせよ確実に女性も趣味の多様化が進んでいると感じました。

城南島3
羽田へ発着する旅客機の航跡


ここで、ちょっと驚いたことが…
この時期なのに蚊が飛んでいる!
しかも私のアゴが刺されてしまった。
痒い…いやデ、デ、デング熱?
虎太郎のフェラリアは?
うひー!
恐るべし東京。

ま、掛かるときは掛かるし、掛からないときは掛からないモノです。
虎太郎のフェラリア対策は、想定内ですので、旅から帰ったらフィラリアの薬を飲ませる手はずになっています。


さて、日も暮れたし約束の時間なので移動しますか…
向かった先は、そう向かいの羽田空港。

羽田出迎え1
あ、母ちゃんだ!

はい、野暮用というのは、羽田空港で妻を迎える事でした。
今回は、妻の休みの関係で、金曜の夕方に合流することにしたのです。
これには、虎太郎も大喜び!

羽田出迎え2
嬉しいかい?

家族が揃ったところで次に向かいましょう。

首都高脱出
首都高を経由して今日の宿泊地へ


その3に続きます。