虎太郎の時間(後編) | Life is good!

Life is good!

人生楽しく!
たわいも無い日常・趣味と旅・柴犬カムイ・先代犬虎太郎のこと

虎太郎の時間の続きです。
今回は、寿命から見た時の流れについてです

Life is good!-尺1
父ちゃん、ぬいぐるみちょーだい!

Shi-Ba11月号の特集にも出てきましたが、「ゾウの時間、ネズミの時間」と言う本を私も昔読んでいます。
その本を書いた生物学者、本川達雄先生によると、陸上で生活するほ乳類の多くは、種類、大きさや寿命の長さに囚われることなく、一生涯の呼吸回数、心臓の鼓動回数が同じであると言います。

Life is good!-尺2
えーい、急所攻撃だ!

つまり、寿命が3年くらいのネズミと70年のゾウも一生涯における心臓の鼓動回数が同じ(呼吸も)だと言うのです。
ネズミの鼓動は0.3秒に1回、ゾウは3秒に1回だそうです。
人間から見た物理的時間の単位で言うと、ゾウは、ネズミより20倍以上長く生きる訳ですが、ネズミの方が速く動き回り、食事の回数も多く、繁殖力を持つまでの成長も早いことから、一生をひとつの単位にすると、「どちらも いい一生 ではないか?」と言っています。
つまり、動物には独自の時間が存在すると言うのです。

Life is good!-尺3
父ちゃん この箱、空ですよ!

さて、犬の概ねの寿命は13年と言われております。
虎太郎は、もうすぐ10歳なので、寿命から見て、私たちと過ごせる時間は、あと3年くらいと言う事になります。
時々、漠然と「虎太郎は、ウチに来て、幸せに感じているだろうか?」と思ったりもします。
でも、今日まで過ごした約10年、虎太郎は何事も一所懸命で、待ったなしの全力でぶつかって来るので、父ちゃんは救われております。
(全力ゆえに母ちゃんは時々ケンカしてます)

Life is good!-尺4
人生は旅なり…

虎太郎独自の時間から見れば生あるものとしての一生の単位は同じかも知れません。
ですが、一緒に過ごす時間に限りがある事には、違いがありません。
せめて楽しく過ごせれば良いなぁといつも思っています。