2016.01.10

風邪をひきましていつまでも治らずに困っております・・・週末にはどうにかよくなりゃいいんですけど。

図書館で郷土誌や多摩のあゆみを読み漁っていると面白い資料がちらほら。
あきる野市二宮の古谷一座、栗沢家(市川増三郎一座)、岡部家、海老名市の市川柿之助一座、横浜市松竹座、町田市小山稲葉劇団、市内の千鳥新太郎一座、一二三座、菊蔵一家、西川福次社中の名が挙がり芝居も兼ねて神楽の心得もあった様子。
稲葉劇団は最近まで小比企町で神楽を行っておりましたが、数年前を最後になくなりました・・・。
オチなし。いつも通りの余談でした。


虎の門の初こんぴらです。御縁日が10日で毎月、10日は月次祭で神楽を行っております。
その中で一年最初の御縁日は初こんぴらとして七福神行列が、行われます。
写真の通りビル足元に鎮座まします金比羅宮です。そびえ立つのは琴平タワー。
良く分からないですが、見下ろしちゃっていいんですかね。


神楽殿では八幡山が奉納されております。萩原正義社中さん。


ご祝儀物の定番演目です。急逝された景行天皇の后である神功皇后が指揮をとり三韓へ出陣する一場面。大臣にあたる武内宿禰を従えて、相生の舞、弓の舞が舞われます。
稲荷山同様に弓の舞がこの舞の本意なんじゃないかと。


武内宿禰は老いた中にも力強さを兼ねてなければならず、突き詰めると難しい舞・・・らしいです。神楽師でもないのでなんとも・・・。


終わりますと参道から七福神行列です。ジャーンという銅鑼の先導でゾロリゾロリと。





グイグイカメラの前にかぶさってくるマダムたち。。。ちょ、ちょっと
面は概ね芦舟さん。元人形師といわる明治頃の面打師。
布袋の顔はよくできておりますが、とてもリアルです。
福禄寿は誰の作か?恵比寿と大黒は青梅市の新井潤氏作。
芦舟の恵比寿、大黒は彦太郎社中に渡ったと聞きます。
弁天の額に鳥居。厳島神社のイメージで鳥居なんでしょうかね。


石岡の弁天様にも大きめ鳥居が付いてましたね。

拝殿にて参拝。そしてお写真タイム。


こっちもお写真タイム。



お神楽流の足踊り。囃子方は神田流。
手が細かくてお勉強になりました^^


つづいて寿獅子。



宝授けの舞
簡易「敬神愛国」ですね。コンパクトにめでたく纏まっております。
福を撒く前に殺到しないように注意がありましたが・・・・・・ギャー
練馬大鳥神社に川崎大師と今回の虎の門は凄まじい・・・退避すべきだったなぁ


MCさん。

休憩を挟み、最後の一番「天孫降臨」。



みましなに神にてそうろう。日向の国高千穂の峰に天孫(天照大神の孫)であり、後の皇室の祖神である瓊々杵尊一行が降り立つと聞きつけ、これを迎えんと構える猿田彦とその随神として降り立つ鈿女命の舞。
肝潰しと瓊々杵尊はカット。
肩肌脱いだ時の茶色い着物が渋くて地味に好き。


琴平ビルに飲み込まれる参道。
これ以上ないビル影で、神楽の奉納が終わると日も傾き寒い・・・。人もまばら。