遅筆に拍車…というかブレーキがかかり囃回顧録になりつつある、今日この頃。
お祭り離れしてるんじゃないかとよく聞かれる最近ですけど、バイトで行けなかったりでして、お祭りもお囃子も大好物です。
華はお江戸の総鎮守、明神様のお祭りですん。本年は遷座四〇〇年大祭ということでちょっぴりゴージャスな大祭でした。
9日はゴージャスな神幸行列が行われたご様子ですけど自会の公演が重なりまして見れず。
悔しいので公演よりちょっと早めの時間で馬橋二丁目の江戸型山車を見学。
地下鉄淡路町から歩くとモダンな看板建物が結構残っております。
カッコいいと思う私は変わっていますとも。ええ。
末永く残ってほしいものです。
オサレなビルの谷間に停め置かれる江戸型山車。
数年前に池袋大鳥神社大祭時にもご紹介いたしましたね。
飯能市在住の元禄弥氏が個人で建造した山車です。
解体して飯能から運ばれ、今回遷座四〇〇年の節目に淡路町二丁目で披露されました。
天候の関係で二層目は収納されておりますが。
お囃子は壱奏連さんと有志数名といった感じでしょうか。
発足間もないですけど好きこそなんとやらで、勢いのある団体さんです。
大拍子も付いて佐倉式。囃子も流派を問わず幅広かったですね。
小雨もあがり、ビニールをとって少しずつせり上がってくる鍾馗様。
翌日は神田参詣から。聖橋から人ごみで動けず、聖堂の裏から遠回りで迂回。
参道は上の通りで一つも動けない。
神輿が一基ずつ宮入。宮入する様を撮影しようと突然立ち止まるカメラマン、立ち止まって見ようとするマダム、関係なしに鮭の川登がごとく強引に突き進むマダム。別にある程度の規模の祭りならあるあるですけど、ここは凄まじかった。暑いのもあってイライラ。ありがたみもへったくれもなく。
仕方なしに男坂へ迂回。全然境内に入れない(--;)
境内には加茂能人形の山車がとまっておりまして、囃子は神田囃子保存会さん。
ゆった~りした投げ合い。昔の神田囃子の音源を聞くと結構早かったりします。早けりゃええというものでもないでしょうが。
本郷通では宮入を済ませた神輿が渡御しています。手古舞もこれだけいると華やか。
底抜けでも神田囃子保存会さん。鳥居脇でも、山車でも、神楽殿でも、底抜けでもとマンモス団体です。
蛙明神下へ下り秋葉原の電気街に出ると神輿、神輿、祢里と大層賑やかでした。
概ね、神田囃子やら江戸囃子の系統ですが、箕輪囃子さんはちょっと異系統。
もっとも投げ合いだと分からないですけど。
そして、遠州からはるばる来た祢里が巡行しております。
シッタ、シッタの掛け声で進んでいるような、進んでいないようなで練り歩きます。
大名行列なんかのしたにー、したにーが変化したとも。
神輿に祢里。遠州三社祭礼囃子に江戸囃子と混沌とした中にもお祭りの熱気というものが共通して感じられたり。
しかし、静岡方面のトヒャ~と上がる笛の調子とテンポの良い太鼓は聴いていて心地良いです^^
万世橋では船渡御を待つカメラマンと「なにが始まるんですか」とばかりに覗き込む人たち。
お囃子ブログなのであえて素通り。
松枝町会の羽衣の山車。小ぶりですけど綺麗な山車です。
電線もなんのその。お囃子はゆった~りでした。
近くには東京DEEP的な意味で有名ないたずらすると指20本切断されるらしい自販機コーナー。
クッキー爆弾ばぁ~ん
神輿が帰ってきまして投げ合いで小粋に迎え。キッチリ神輿の動きを見てのお囃子でしたね。
納めた後に一曲リクエストを受け、「田舎根性見せたれ」とばかりにあっち方面のあの曲と踊り。
撤収は素早く。都内のお祭りは暗くなる前にしっかり撤収してしまうので、ちょっと寂しいと思う私は田舎者。
お茶ノ水大勝軒でもりそば啜って帰路に着きました。