2014/8/23


相模原市緑区は千木良のお祭りです。3年前から2度目の見学。


2台の山車がひきまわされまして、それぞれの山車で千木良囃子連さんが演奏されています。原と宿の2台の山車です。原の山車は宿の山車を手本に地元の大工さんによって建造された山車で目黒流の囃子方が乗ります。宿の山車は明治時代に八王子から譲られた山車で大戸流の囃子方が乗ります。


二台とも微調整の梶がつきますが、基本的にチャンチキ型。

参道に入る際に、チャンチキ方向転換を行います。
ぼぼぉしょぉおと独特の唄が唄われまして、面白い。
江戸時代の歌謡である「本町二丁目の糸屋の娘」の節もとりいれられています。
姉はにじゅういぃちぃになぁあ。不思議な木遣り唄。


もともとは大戸流の囃子を伝える西の地区があり、その後八王子から目黒流を習った東の地区があり、原則としてこの旧地区の人がそれぞれの山車で、それぞれの囃子を演奏します。

威勢の良い大戸流とお座敷囃子の目黒流と対照的です。


参道に入ってからの宮入までが長いのがこのお祭り。一台目の原の山車はすんなり宮入します。
が、残る宿の山車は山車の会こと通称まるぼによって参道から山車が押し戻されます。
神社側と引手の子ども達は神社へ引きこもうとします。この攻防戦で二日目の日曜日は深夜まで続きます。
神社から山車が見えたと思いきりゃ・・・バック!バック!と見事なフェイクで押し戻されてました;
初日の見学でしたが終了は11時過ぎ^^;


神社境内で両山車のぶっつけ。境内の倉庫に山車を格納し終了。


宿の山車。彫刻も細かいです。
動画はこちら。三年前の動画はこちら