5/12
久々の都内見学です。五月から七月にかけて都内ではたくさんのお祭りがあります。
三社祭には来週に控えてます。地下鉄銀座線稲荷町からすぐです。
路地に入ると境内を囲むように露店がギッシリ。
境内は格別広くはないですが拝殿にしても神楽殿にしても格好いいです^^
神楽殿では若山胤雄社中さんによる江戸里神楽が奉納されます。
14時半頃から「天孫降臨」が舞われました。
天照大神の孫にあたる邇邇芸(ニニギ)が地上に降ることをききつけた
猿田彦(サルタヒコ)は道中を先導しようと邇邇芸を待つ。
邇邇芸の伴の鈿女(ウズメ)が先に現れ「あなたはどなたか」と尋ねる。
これに猿田彦は仔細話す。
邇邇芸が現れ、鈿女と猿田彦の連舞へと移る。
猿田彦は剣を手に雲を切り裂き一行を高千穂の峰へと導く。
次の演目まで時間があくので浅草へ。
スカイツリーです。ウソです。
空が明るいから合成みたいです。街に不釣り合いな気もしないでもないですが。。。
神社に戻ると「菩比神使」が舞われていました。筋は去年の神田
でのものと同じです。
出雲の国を天照大神に奉還するよう求める使いの天菩比(アメホヒ)。
そこで武御名方(タケミナカタ)は酒を飲んで討ち返してしまおうと画策。
武御名方は酔った天菩比に舞を所望する。時折バランスを崩しつつ舞います。
後ろでは隙を見て討とうと剣を手にした武御名方が。
神楽殿の雰囲気と相まって能の様な雰囲気がありますが曲調も舞いもかなり早いテンポです。
眠り込んだ天菩比をもどきが討とうしますが怖気ついてうまくいきません。
目を覚ました天菩比は武御名方の策略に気づき刀を抜きます。
もどきは観客にも親しみやすいキャラクターで一番人気でした。「かわいい~」なんて声も。
最後は武御名方と天菩比の一騎打ち。
激しい戦いの末、天菩比は打ち負かされてしまいます。天菩比は悔しさに震えながらあとにします。
武御名方は嬉々として舞台を後にします。また、休憩を挟みます。
大通りでは町内神輿の連合渡御が行われております。
底抜屋台も一台出まして投げ合いの演奏。若山流でも松本流でもなさそうな少し変わった投げ合い。
さて、里神楽のほうは「神剣幽助」でございます。別名「小鍛冶」とも呼ばれ能楽からの輸入舞。
鍛冶師三条宗近が稲荷大神への祈念の舞を舞うと稲荷大神の化身が現れ相槌を買って出る。
天冠が狐の形をしていますね。
この助力により見事名刀小狐丸を打ち上げる。
最後に稲荷大神の化身が一舞おさめる。
稲荷大神の使いとして天狐を出すのが里神楽流ですが
この様に飛出の面を使うのは能の「小鍛冶」からの影響です。
スッと神楽囃子が投げ合いに変わります。格好いい演出です( ̄▽ ̄
帰り際にやや早いスピードで走る山車が一台。
流し撮りになっちゃいました^^;
東上野二丁目の山車
調べたら昭和2年頃の山車らしいです。
小振りな江戸型山車に桃太郎の人形が乗っています。
都内では桃太郎の人形をよく見かけます。子どもへの例示教育みたいなものですかね。
大人は神輿、子どもは山車という変化してったあらわれ?