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麻生区の麻生市民館にて川崎市民俗芸能発表会が行われました。
以前 お邪魔したときと会場が異なりました。通う大学の隣の駅なので定期でらくなんですがね。
して、遅刻しまして最初の「祭囃子 宮内祭囃子保存会さん」はみれませんでした(´・ω・`
着いて最初に受付でプログラムを受け取ると同時にお弁当が配られる。。。
出掛けに済ませてきたのでお断りしました。
あちこち見て歩いてますが昼食付の発表会はここだけです(。 。;
司会者も慣れたプロ(?)。各団体の代表者に前後でインタビュー形式。
締太鼓の胴は薄くボルトが見えますが真ん中の輪が見えず白い編みこんだ縄が見えます。
どの様に締めてるのでしょうか・・・?
恵比寿さまは大黒様の面に顎鬚を足したようですね。羽生・・・ですかね。
もどき二人が恵比寿さまの釣りのお手伝い。旦那とあしらい形式です。
見事に聖徳太子がつれました(笑)
足袋や雪駄を釣るのは見たことありますがブラ釣るというのは初見。。。
見事鯛を引き当て終わります。
祭礼囃子 奥伝 神地祭囃子保存会
明治の初期から目黒囃子を継承。奥伝を復活させたのでそのお披露目。
屋台-宮昇殿-鎌倉-国固め-両国-亀戸-活光-四調目-上げ囃子(屋台)
奥伝は秘曲ともいいますね。ここでの奥伝は両国、亀戸、活光です。
宮昇殿は元横の神楽昇殿にさも似たり。両国、亀戸、活光は江戸囃子に同名の曲がありますが
ここでは亀戸に笛に合わせた唄が入るのがおもしろいですね。
八雲神詠 招待団体(横浜市無形民俗文化財)市場神代郷神楽 萩原諄夫社中
横浜にもいくつか里神楽の流れが神代神楽として伝わっています。
この社中さんは元禄年間の林平を初代とし若山社中のと同系統の流れだそうで
かつては品川の間宮社中とも関わりがあったそうな。
さて、今回の八雲神詠はいわゆるスサノオのヤマタノオロチ退治のお話です。
足名鎚が悲しみに暮れながら表れ「そもそもまかりいでたるは・・・・・足名鎚と申すものなり」と素性を述べる。
七人の娘を大蛇に飲まれ最後の娘である櫛稲田姫を差し出さねばならぬと悲しみます。
一計を案じ、酒を用意して大蛇を酔わせて討とうと椰子折の酒を用意する。
酒の匂いつられ大蛇が現れる。大蛇は娘と酒を見つけ葛藤する。
大蛇の面が白色です。
緑の物もあれば銀色がかったものもあり異類の面なので色々なものがありますね。
口元がリアルでおどろおどろしいです。
酒を飲み干しやがて大蛇は寝息を立て始める。足名鎚は手に持った杖で討とうするが足がすくむ。
須佐雄尊あらわれこれをとめ、退治を名乗り出る。
見事大蛇に勝利し己の剣を拭うと刃が欠けている。何事かと大蛇を探ると天群雲剣があらわれる。
これを櫛稲田姫に授ける。
足名鎚とどめをさそうとするとすると大蛇最後の抵抗。須佐雄に切り付けられ退く。
杖も忘れた足名鎚の嬉しき舞に終わる。
横浜の神楽は初見でしたが舞いも洗練されていて見やすかったです^^
須佐雄の面がやや色黒く表現されています。
通常の神様は人と一線を隠した白い肌で表現されますが
勇ましさと豪傑なキャラクターを誇張するためでしょうか。
口をグッと結び顎鬚を蓄えているのも須佐雄の特徴です。
足名鎚も能の翁面の様な白色でもなくぼうぼ眉ではありません。
どちらかといえば黒尉に近い庶民的な感じです。
祭礼囃子 諏訪神社囃子保存会
明治初年ごろから伝わる囃子。通り囃子です。
多摩地区で言うお座敷囃子ですね。
囃子曲持 新城郷土芸能曲持保存会
最初に獅子舞で魔を祓います。
大拍子、大太鼓、笛で構成され寿獅子のような囃子。
曲持。いわゆる力持ちに曲芸を織り交ぜたもの。BGMがお囃子でいい感じ^^
餅つきでは本当に餅をついてます。三人がかりでかなりのスピード・・・して下の力士。
少し前にNHKでも放送されました。生で見るとかなりの迫力です。