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すっかり遅れてしまいました。。。町田市郷土芸能まつりです。ここ数年お邪魔させて頂いてます。
お昼過ぎから夕方までギッシリのイベント。メインはお囃子で市内から15団体程度出演します。
余談ですが最近八王子の祭囃子について調べ資料を作成しています。
市内で現状46団体の囃子連さんがあります。
そのうち神田下町囃子(大戸流)が6団体でこの流派は町田の大戸から戦後に流入したもの。;
神田下町囃子山の手流が3団体でこっちは寛政年間に江戸から由木村鑓水(現八王子市鑓水)に
伝承後、隣村の三ツ目(現町田市小山)に伝承。
・・・と町田の祭囃子は八王子の祭囃子と少なからず繋がりがあるわけですね。
みつめ囃子振興会さん
神田下町囃子山の手流。幕末に由木村鑓水から伝授も明治維新の煽りで中断。
明治初年と明治13年の二回で再び伝授。戦後は全関東ハヤシコンクールで数々の賞を受賞。
舞は狸や野狐の踊りが特徴的です。動物的しぐさがあらわされています。
図師郷土芸能文化保存会さん
大蔵はやし連さん
中相原囃子連さん
神田下町囃子です。大戸囃子を忠実にという感じです。
上根囃子連さん
陽田囃子連さん
小山に組囃子連さん
町田方面のお囃子にはこの様な農作業を表す段物を伴う団体さんが多いです。
一息ついて酒盛りを始めるとワッと獅子、狐が現れ驚き退散していく。
市内でも鑓水囃子保存会さんや南大沢囃子連さんは餅つきや釣りといった同様の筋の段物があります。
これも下町囃子、下町囃子山の手流の特徴かもしれません。
神田下町囃子(大戸流)。各地にこの囃子を伝えた団体さん。
天保期に御殿万造によって伝えられたものを相沢国造が覚え、養子先の大戸の地で教えたのが始まり。
この囃子は遠く山梨県の上野原にまで伝わっています。当時の隆盛ぶりが伝わってきます。