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囃 見聞録。
知る人ぞ知る相模湖の千木良のお祭りにございます。
八王子まつりでもおなじみの千木良囃子連さんの本拠地です。
このお祭りの特徴としては深夜まで行われること。今年は震災自粛のため10時にて終了予定でした。
あいにくの小雨ですがそんなことを気にする祭りでもなく。昼間は八王子にて元横の演奏。
ササッと着替えて本町囃子連の皆さまのお車に便乗させて頂きました。ありがとうございました。

さて、こほお祭りは原と宿の山車が二台出ます。一枚目の画像は原の山車。
八王子にて制作された一本柱人形山車
彫刻が細かく彫られています。脇障子が後ろだけつく古めの形。
夜であることと雨の為にシートで覆われているためわかりずらいですけど。
$囃 見聞録。
写真は宿の山車。原の山車を元に地元で制作された山車。
囃子はいずれも千木良囃子連さんで二台に分乗して演奏。流派は二流派。
古い原の山車には昔から伝わる大戸流、宿の山車には与瀬地区から伝わった目黒流の囃子が奏されます。
また、大戸流の中でも二つ叩き方があり浜の手流っぽい叩き方と神田下町囃子山手流っぽい叩き方。
かつてこの地区のいくつかの団体が一つになった時の名残とも。
$囃 見聞録。
現在は梶がついており微調整はこれでおこないますが主な方向転換はチャンチキの方式を用います。
そこら辺は下の動画でどうぞ。
$囃 見聞録。-20110821220840.jpg
この祭りが深夜まで行われる理由はこれです。
山車が宮入りしたらいよいよ祭りの終わりです。ならば宮入りさせなければ良いと。
似たような話で昔の飯能の双柳の天王祭がありますね。
祭を終わらせまいと神輿を茶畑に隠したりという逸話があります。

$囃 見聞録。
さて、一代目の宿の山車は早々に宮入り。二代目の原の山車は参道を中々進みません(^^;
黄色い半纏の神社側は山車を入れさせようと、白い半纏の丸ぼ千木良山車保存会は押し戻そうと。
喧嘩に泥酔でそこらじゅうに人が転がってます。。。
そして、特有の歌が歌われます。「ぼぼ」は九州弁の性行為の隠語。
参道を進むにつれ酔いつぶれて人が減っていき宮入り。
最後に二台の山車でぶっつけを行い終幕となります。

動画

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原の山車を中心に撮影。千木良囃子連さんの大戸流の囃子は基本的にこのお祭りでしか見れません。
色々と大変なのでとりあえず動画は当分やりません。。。編集したり画質落としたりで大変なので。