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囃 見聞録。
無事に公演を終えて一安心。元横囃子連鼓会としての年内の公演もこれにてお終いです。

次の演奏は新年一月一日0時からの八幡八雲神社大祓式、三日神田三省堂神保町本店での演奏となります。

それはさておき日曜日は杉並区の郷土芸能大会を見学に行ってきました。


囃 見聞録。
駅前からご丁寧に案内看板が立てられてました。


囃 見聞録。
トップは大宮前郷土芸能保存会さん。

船橋系のお囃子。江戸囃子と多摩地区の囃子の中間の様な感じです。

千歳船橋が発祥元。目黒流も船橋あたりから伝わったという囃子連さんが多いです。



囃 見聞録。

成宗囃子保存会さん。


囃 見聞録。
続いて阿佐ヶ谷囃子保存会さん。


囃 見聞録。 囃 見聞録。
高井戸囃子保存会さん。

今回唯一の獅子舞も演じていました。


囃 見聞録。 囃 見聞録。
囃 見聞録。
囃 見聞録。 囃 見聞録。

大宮前郷土芸能保存会さん。

演目は神田種蒔。いわゆる狐の種蒔きです。客席から笑いも。

こういったホールでの演奏は堅い雰囲気が出てしまうので笑いをとるのは非常に難しいです。

所作も分かりやすく面白かったです。


稲荷大神より授かった種を蒔いているともどきが。あの狐を狐汁にして食ってやれと襲いかかります。

狐はすかさず手に持っていた種をこれ見よがしに食べ始めます。

もどきはすっかり種に気を取られてしまいます・・・ここからもどきと狐の掛け合い。

最後はもどきを化かして狐は退場します。正気に戻ったもどきは目の前に置かれた種を持って退場します。


また、狐の種蒔きは社中により細部はことなり最後に稲荷大神が種を取り上げる様な場合もあるようです。

話の内容も里神楽特有のおかしみ持つ演目なのでこのパターンの演目は各地に伝播していきました。

奥多摩の神庭では野狐が百姓を化かすといった内容に変化しています。


囃 見聞録。

井草囃子保存会さん