吃音は氷山? | はやしま小児科ブログ(西宮市)|小児科、乳幼児健診、予防接種、発達相談、子育て相談、クリニック|宝塚市、伊丹市、尼崎市

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言語聴覚士のHです。

 

今回は、最近メディアで見聞きすることが増え、当院にもご相談に来られる方の多い吃音の考え方について電球

 

突然ですが・・・

吃音って氷山に例えられると聞いたことはありますか?

 

氷山といえば、海に浮いているとてつもなく大きな氷の塊ですが、それがなぜ吃音と関係あるのでしょうか。

 

実は、氷山というのは、「氷山の一角」という言葉にもあるように、見えている部分が約10%で残りの90%は水面の下に隠れているんです。

 

 

 

氷山の一角のイラスト

 

 

 

これを吃音に置き換えて・・・

 

言葉を繰り返す、詰まるという見た目の部分は吃音全体のほんの一側面であり、

実は、一見わかりづらい部分に大きなものが隠れている

という「吃音の氷山説」

 

アメリカの言語病理学者によって唱えられました鉛筆

 

 

 

隠れた部分には大きく分けて3つのものがあります。

 

 

①思考:「吃音って悪いもの、恥ずかしいもの」「吃音があると、○○ができない」などの捉え方、考え方

 

 

②感情:恥ずかしさ、不安、恐怖など

 

 

③行動:話すのをやめる、特定の話す場面を避けるなど、吃音を隠し、話すことに消極的になること

 

 

 

吃音を考える時には、見た目の部分だけではなく、一見わかりにくい隠れた部分にも目を向けることが大切ですひらめき電球

 

 

お子さんに吃音が出始めた時、親御さんとしてはとても心配になりますが、本人は気にせずに自由に話していることが多いものです。

 

それは、見た目の部分は目立っていても、本人の思考、感情、行動の部分には影響が出ていないためです。

 

 

逆に、一見して吃音は目立たず人から気づかれにくくても、実は言葉が詰まることに対する恥ずかしさや不安が強く、吃音を隠すために必死に言いやすい言葉を探したり、必要最小限で話したり、話すのを諦めたりしている子もいます。

 

そのお子さんも、当初は吃音が出ていても自由に話していたはずですが、様々な経験から吃音の捉え方や行動が変化してきたと考えられます。

 

 

一般的に成長するのに伴って、他者からどう見られているのかを意識するようになります。

 

その時期の望ましくない周囲の反応が

本人の思考や感情、行動に影響し、

 

氷山の見えない部分が大きくなってしまうのです。

 

また、幼いお子さんでも周囲の反応を敏感に感じ取り、

 

その反応によって話すことに苦手意識を持ってしまうこともあります。

 

 

 

吃音においては、氷山の見えない部分が大きくなるのを予防する周囲の関わりが大切です上差し

 

また、これまでの経験から大きくなってしまった部分を小さくしていくことも

 

これから先、ご本人が日常生活・社会生活をしていく上でとても大切です。

 

 

 

当院では、お子さんの吃音を見た目の部分だけでなく、

 

お子さんの心理面、行動面への影響など見えにくい部分にも着目して関わらせて頂きます。

 

お子さんに吃音が出始めて心配だけど、そのまま様子見でいいのか悩んでいる親御さんもいらっしゃると思います。

 

一度お話だけでもしてみませんか。

 

言語聴覚士と心理士が連携を取りながらご相談に応じます。

 

幼児や小学生のお子さんはもちろん、中学生、高校生の吃音でお困りのお子さんも歓迎しますお父さんお母さん

 

 

ぜひ一度ご相談くださいニコニコ

 

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