小沢健二の19年ぶりのニューシングルがでて、
19年も経つとは思えないほど
最近でも昔の歌を毎日聴いていたくらい好きなので、
やっぱり嬉しい。

そういえば19年前、10代のころは、
どうしてこんなに惹かれるのかわからなかったけど
きっと自覚するずっと前からこういう人生観を持っていたのだなぁ。

相変わらず、
これこそ人生だ、っていう歌詞で
日本語がきれいで曲にのっかって
自分の人生観にぐっとくる
わすれないでいたいことばかり。

それで相変わらずポップで壮大!
ポップって、ポップが必要だからこそポップな表現になるわけで、
だからポップは切なさを運んでくるんだよなぁ。

19年ぶりに直前の告知にもかかわらず大ヒットしていて
やはりあれを必要としてる人は多いのだなぁと思うと嬉しい。

http://hihumiyo.net/
コドモ発射プロジェクト「なむはむだはむ」という舞台をみてきました。

ワークショップでこどもたちが書いた台本を
大人の役者が舞台にするというこころみのお芝居。

こどものことばをそのまま使っているから
自由なことといったらない。

発想のユニークさに笑って
発想の自由さに涙がぽろぽろでた。

あんな素敵な世界がいつのまにかなくなってしまうのだよなぁ。

ほんとにことばが全部すさまじくすばらしかった。
それを本当にそのままでちゃんと見せ物にしたてあげている技術のある大人たち。
あたたかく自由で
ずっと触れていたいような世界でした。
2017年が始まってもう日常に追いかけ回されています。
今年はできるだけ、追いまわされないよう、
未来を見据えて動きたいもの。

大晦日は実家で両親と弟家族とすき焼きと年越し蕎麦たべながら紅白をみて
元旦はプラス父方の従姉家族とお雑煮とおせちをたべて
2日は母方の従姉家族と祖母と大勢で鍋をかこみました。

1歳の姪っ子から90歳の祖母まで
みんな愉快で大切でたのしかった。

世代を超えて大切な人がたくさんいれば
もっと高齢化社会も少子化問題もみんなにとって切迫した問題のはずなのに、
少子化問題に高齢者の票が集まらないのは
孫世代のことを想像して思いやれないほどに高齢者の貧困が進んでいるのか
孫世代の親戚やご近所さんとの関係が断たれてしまっているのか。
逆もまたしかり。

なんてことを新年早々
『ニッポンのジレンマ』お正月スペシャルをみながら考えました。
テーマはpost-truthでしたが派生して。

大晦日とお正月は年間で一番好きな行事です。
世の中が急に速度をおとすので。

みなさま今年もよろしくお願いいたします。
今年も平穏に終わろうとしてます。
なにもできないままに!

今年は元気が足りず
途中から映画も演劇もあまりみれなかったけど
そのなかでもすばらしかったものを記録しておきます。
元気なかったからこそ現実逃避でみたつもりの作品が、
無事に現実へひきもどしてくれたように思います。

今年はなんといっても、
脚本家の野木亜紀子さんに一番泣かされました。
テレビドラマ『重版出来』『逃げるは恥だが役に立つ』の脚本家です。例の。
テレビドラマでこんなにも、モノローグがすっごい!ってのあっただろうかと思う。
大人たちが触れられないように固くガードにしてる
心の奥底の一番大事なとこをグサグサ突き刺す!
突き刺す優しさ!
血が噴きだして、結果、癒された!
そして超細かく大量の登場人物を繊細に描いてるのもすごくて。
主人公がちゃんといてとてもわかりやすいのに
いつのまにかみんな主人公に劣らないほどの悩みも魅力もあふれでてて、
全員にあたたかい。
視野が狭くなっていた私の世界をぐいぐい広げてくれました。

演劇だとDULL-COLORED POPの『演劇』
映画は『この世界の片隅に』
が好きでした。
しばらく思いだし泣きしてました。

本は古市憲寿『保育園義務教育化』。
出版は去年かも?
ふだんほぼ小説しかよまないのに今年はこれが一番。
この本を日本人全員よんだら少しは日本は変わるのでは
同じ世代にこの人がいてよかった等
とても希望にあふれた本。


これはほんの一部。
他にもすばらしかったものがたくさんあったし
みてもみてもつまらないこともあったし。

それでもいい作品に出会えることで
現実に向き合って生活できてるのだと思います。

今日は観劇納めしてきて号泣してすっきりした年末。
来年もいいものにたくさん出会えますように。
泊まり込みで友達のこどもと1日遊んだら
すっかり童心にかえりました。

もうすぐ1歳になるその子は
まだ本能のままに生きていて
人は楽しいとこんなにも愉快な声で笑うのか、
楽しくて興奮するとここまでの領域に突入するか、
と、爆笑の連続。
久しぶりにはしゃいだので謎の筋肉痛です。

昔から好きなことはずっと好きで
興味のないことは一切興味ないけど、
こどもと遊ぶのはずーっと好きなことのひとつ。
ずっと全力で、自分のあるべき姿を思い出す。
目の前で、学んでいくさまをみてくのもまた。

そしてまたいい映画をみました
『湯を沸かすほどの熱い愛』
泣いた泣いた。
もう満席の映画館みんな泣いてた。
泣かずにはいられないけど、
本当に暖かくて強いお話。
ちーいさな子役まで全員、
すばらしい繊細な演技をしていたなぁ。

やっぱりなにごとも真面目に丁寧にやることだ。

12/22は劇26.25団のイベントです。
チケット完売してるようですが、
いらっしゃる予定の方々、お待ちしてます!
お芝居はどんなにうまくいっても
あとからああすればよかったと後悔が残るものですが、
今回やる短編は3回目なのでいろいろと楽しくなりそうです。