政府予算、衆議院通過 | 林宙紀のブログ

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本日、平成26年度の政府予算案が衆議院を通過しました。


結いの党は、各党と協議のうえ、日本維新の会と共同で修正案を提出。


・基金積増し20%減

・国から地方や政府機関への補助金20%減、委託費50%減

・法人実効税率の10%引下げ

・復興法人税のみならず、復興所得税の減税⇒ これによって、消費税8%の影響を出来る限り抑える

などの修正によって、

新規国債発行額は5.6兆円を減額するという内容です。


野党が出した予算案が予算委員会で審議されるのは、憲政史上でもまれにみる画期的なことだそうです。

否決はされましたが、しっかりとした提案はできたと思います。


政府予算案には反対したものの、もちろん原案が可決しました。

これから参議院での審議ですが、難なく通過するでしょう。

あとは、予算執行の状況を厳しくチェックしていくことになります。



一部、「増税には反対という政策ではなかったか」との指摘がありました。

当然、経済成長・デフレ脱却最優先という姿勢は全く変わりません。


この4月から消費税が8%に増税されることは既に決まっていて、各業界がそれに対応すべく相当に準備を進めてきています。

この段階でも増税凍結すべし!というのはなんとなくスジを通しているように聞こえるかもしれませんが、既にシステム投資などをおこなっている企業などにしてみれば、今から「増税はナシ」とやられたらむしろ困ります。

着々と用意されてきたものをひっくり返し、投資を無駄にし、社会を混乱させることのほうが圧倒的に無責任でしょう。


それより、

増税された分を無駄に使わせない。

より経済成長と財政再建に資する予算編成を提案する。

あくまで現実的な対応をしていくことが、責任ある野党の仕事だと考えます。


そしてもちろん、消費税10%への増税に対しては引き続き強く反対していきます。

(今後の情勢にもよりますが、まず賛成できるような状況にはならないでしょう)


理想を掲げることは非常に重要ですが、現実を扱うのが政治です。

現実的な対応をどこまで理想に近いものにできるか、が政治家に求められることでしょう。


そんな想いも確認した、一連の予算審議でした。