大地打つ冷たい雨も
砂上浮かぶ時の鐘も
鳥と蝶をたずさえ
流れ遊び浮かぶ雲の空越えて
荘厳で大胆なダイアモンドは
隠しきれない。
穏やかに透明に真空のようなそれは
紛れもなくこの手に掴んだ柔らかなシルクの羽。
遠く名前も知らない都でも万年の歩みの中で
取り出し讃えた燦々たる祈りの祭壇に。
その意味を探り
虚空をさ迷い
知恵と英知を集め
愁い
尊び
抱きしめ
奉り
その慈光を余すところなく浴びた。
慈しみの太古にも
戦乱の光と闇にも
混沌たるこの悪世にも
淡々と弧を描き
寸分狂わぬ刻みで
降り注ぐ。
時を眺め時を記し時を越えて。
母なる包容で。