イギリスでホームステイしながら語学学校に通っていたの。


はじめて、そのスクールに行ったとき、
茶髪でカーリーにしてたから日本人に見えなかったみたいで、
朝、トイレから出て手を洗おうとしていたら


「有名な人が来るんだってーー」
「林葉直子って将棋やってた人みたいよ」
「あー、聞いたことある。顔みたらわかるよ」
と、日本の三人の女の子が話してたの。


鏡を見ながら、女の子たちの顔を見ていたら
分かりやすい英語で、日本で有名な人がくるみたいと私に説明してくれたの。


ちょっと間をおいて「もしかして私の事?」って言ったら、
きゃーぁと出て行っちゃった。


デヴィ夫人みたいに個性的な感じだとわかりやすいけど、ね。



アイルランドでのお話。
アイルランドのコークに行ったつもりが、
なーんと、アイルランドの違う場所に。


荷物が出てこないから、

入り口のお姉さんに焦って聞いたら、全然違う場所。


福岡に行くつもりが長崎に着いた、そんな感じ。


それで、荷物はちゃーんとコークの空港に着いてましたの。
バカだねーーあたしよりも荷物のほうが賢かったみたい。



一番驚いたのは、タイの首長族のところに行ったとき。
十歳ぐらいの成長盛りに首に金輪をつけられるらしいの。
ある程度、観光地とするためにそうしてたのかもしれないけど。



そんで、自由時間の時ーさびれた町と言ったら悪いけど、
そこを散歩してたら、アメリカ人っぽい人が話しかけてきたの。


何を言うかと思いきや、「一晩、いくら?」みたいな発言。


どうせわからないだろうからと思い「あんたばかじゃないっ」って言ったら
「オー、すみませんでした」だって。


ひょえーーっ、日本語知ってたんだとびっくり。


あわててぺこりと頭下げたときに、
「でも、あったことありますね、日本で」と平気な顔していう外人さん。


「えっ」と私がきょとんとしてると
「あー、インドに行ってた人ですね」だってぇーーー。


日本でインドに行ってた報道を見て覚えてたんだろうけど。
はいとも言えず、笑ってその場を逃げました。



まぁ、海外だけじゃなくて
対局の時、誰に見せるわけでもなく着けたガータのストッキング。
映画見てカッコいい、って思ったから。


でも、はき方とつけ方の順番間違えたらしくて、
対局中お手洗いにいったら、大変なことに。


単なる大馬鹿ってなだけかしらんっ。



お馬鹿ついでに、こんな写真が出てきました。
ハロウィンでも仮面いらずねぇ。


人生、詰んでます。~林葉直子の波乱万丈diary