17年前の7月21日、22週で太陽は生まれました。
体重:542g
身長:29cm(テレビのリモコン位)
頭囲:20.5cm(ガチャガチャのケース位)
胸囲:17cm(卵のLサイズ位)
足は、私の薬指の長さと太さ
手は、私の小指の長さと太さ
目は開かず、肌は全身火傷のように真っ赤で、皮膚が薄いので肋骨も血管も丸見え。仮死状態で生まれました。
我が子の早すぎる誕生は、嬉しくて、苦しくて、愛おしくて、不安でした。
「24時間生きられる可能性は低いです。22週で生まれてここからお家に帰れた子はいません。」と言われながらも、今生きてくれている息子に私ができるのは、母乳を届けることだけ。2時間おきに搾乳して届けました。
入院中は母子同室のママ達と同じ搾乳室を使用しました。
私は、ママの腕の中で幸せそうにおっぱいを飲む赤ちゃんを見ながら、太陽と自分の姿を想像し、搾乳しました。羨ましくて悔しくて、気がついたら私の胸は真っ赤になっていました。
涙はどれだけでも出るのに、ほとんど出ない母乳…。
ほんの少しだけ入った母乳カップを持ち、NICUに向かいます。
緑の廊下は薄暗く静かで、まるでグリーンマイルを歩いているかのようでした。
私の命と引き換えに、太陽を生かしてもらえるのなら、そうしたい。そうさせて欲しいと思っていました。
約半年の入院生活後、お家に帰ってきてくれた太陽との生活は、幸せでしたが、最初の頃は責任が重すぎて神経質になりすぎていたと思います。(ミルクの時間と量・おむつ交換等全てエクセル管理etc)
今の私からは想像もできないでしょうが・・・(笑)
おかげさまで、太陽は17才になりました。
どこに出しても恥ずかしくない、心優しい自慢の息子。
可能性溢れる自分の人生を、とても楽しんでいます。
「未熟児で生まれていなかったら・・・。」
と思ってしまうことは17年経ってもありますが、これからも、太陽の人生を一緒に楽しませてもらおうと思います。
この17年間、私達に関わってくださった全ての方に感謝しています。
皆さんに出会わせてくれた太陽に、心からの感謝と愛を込めて。
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