5日の勉強会は、gsk glaxosmithklineさんに義歯安定剤について教えて頂きました。
義歯安定剤(ぎしあんていざい)とは、義歯(入れ歯)を安定させるために、使用する製剤のことです。
CMなどでも1度は見たことがあると思います。
義歯安定剤でも製剤の性状は様々で、パウダータイプ、クリームタイプ、シートタイプ、クッションタイプがあります。
その中でもポリグリップ(クリームタイプ)について紹介します。
(1)性質
水溶性。唾液や食物などの水分に触れると糊状になり粘着性がでます。最終的にはほとんど溶けてなくなります。
(2)持続時間
約1日
パウダータイプだと半日もつので、
毎食後歯磨きされたい方は
パウダータイプがオススメです。
(3)使用方法
①義歯を水洗いし、水分を拭き取ります。
②義歯の粘膜面に適量を絞り出し、薄く広くのばすように塗布します。1ヶ所の塗布は約5ミリ程度です。
*豆粒3こ程度で、全部で3センチ以内にして下さい。量が多すぎると義歯は安定しません。
③義歯を口腔内にはめ込み、安定剤がなじむように1分ほど軽くおさえて完了です。
CMのイメージが強かったので、安定剤を多くつけた方が義歯は口腔内に安定すると思っていましたが、逆効果だったことに驚きました。
義歯を使われてて、歯科医師が調整しても不具合がでる方は、義歯安定剤を使われると良いかもしれませんね。