先週の日曜日に、東京医科歯科大学臨床教授の内山茂先生の

『メンテナンス成功のための二つの柱』―炎症のコントロールと力のコントロール―

というセミナーに参加してきました。


その中から少し報告させて頂きます。



定期的な歯のメインテナンスの重要性について。


簡単な歯磨きの4ポイントは、

①ブラシの毛先が歯と歯のあいだ(歯と歯肉の境い目)に当たっていますか?
②それを確認したら、細かく動かしてください。
③取れた細菌は歯ブラシにくっついてますので歯ブラシを流水下で洗いましょう。
④お口に出てきた細菌を何度もうがいしてお口の外に追い出しましょう。



しかしこれだけでは安心できません。

自分自身の手入れに加えて、歯科衛生士さんの協力があった方が確実だという研究があります。



定期検診(歯のメインテナンス)を欠かさず行った人が30年間の間に失った歯の平均本数を見たのが下の表です。



メンテナンス開始年齢-----30年間で失った本数 -----調査年齢


20~35歳-------------------- 0.4本 -------------50~65歳
36~50歳-------------------- 0.7本 -------------66~80歳
51~65歳-------------------- 1.8本 -------------81~95歳





このデーターから定期検診(歯のメインテナンス)を若い時期から始めるほど歯を失うリスクが低いことがよくわかります。
悪くなってからよりも悪くなる前からの歯のメインテナンスが必要なのです。



つまり、自分自身のみの歯磨きでは、落ちない汚れが年々溜まっていって歯周病がいつの間にか進行していくわけです。



そのようなことにならないよう、歯の汚れを完全に落とすために、是非一度、私たち衛生士にお手伝いさせてください。



口は健康のための入り口です。
皆様の体の健康のためのパートナーとして、お待ちしています。







http://www.hayashi-dental.info/