出版企画書でいちばん重要なのはタイトルです。
書名ですね。
なんせ書名ですからね。それはそうだろう、とお思いになるでしょう。
出版企画書において、なぜ書名が大切なのかということを、
少し細かくお話しまてみたいと思います。
編集者は、企画書を目にしたとき、タイトルをまず見ます。
これも当たり前なのですが、タイトルを見た時点で、おおよそ
「こんな内容だな」
「期待がもてそうだ」
「う~ん、つまらなそう・・・」
などと、内容についてあたりをつけます。
あなたが読者であっても、そうですよね。
そして次に、一般的には、概要をざっと読んで、構成を
読む、という流れになります。
そうした際にも、ずっーとタイトルは頭に入ったままです。
ここで、適切なタイトルが書かれていないと、
概要や構成を読む際に編集者の頭の中は????
結果として、「この企画、もういいや」となってしまいます。
編集者は常に何本もの企画書に目を通しますから、
ひとつひとつ、これはこういう意味なのだろうか、
とかいろいろと考えをめぐらすことは、残念ながらあまりありません。
このタイトルについて、またお話します。