通る企画書を書くのは、業界の人間でないと難しい、
というお話を前回しましたが、難しいだけで、
もちろん通ったりもします!
(そのままのかたちで通ることはほぼないでしょうが…)。
極端にいうと、全体的にわかりにくい企画書でも、
「面白そう」などのインパクトがあったり、
何かのタイミングで出版化が決定することはあります。
しかし、ここがポイントなのですが
そのような企画でも、出版化が決定するまでに、
どこかで誰かが、必ず通る企画書に仕立てています。
そもそも、出版化が誰かひとりの決断で決定することはありません。
当然、いろんな会議を通って、それでようやく出版化が決定します。
わかりにくい企画書がもし通ったら、それはどこかで誰かが(ほぼ編集者だと思いますが)、
ポイントを理解して、企画を立てた人からヒアリングをして、書き直しています。
でなければ編集企画会議で、通るわけがありません。
(何度も言うようですが、1冊の本を出版するのには大体300万ものお金がかかるわけなので)
となると、要は効率の問題なのです。