目次構成案を考えるコツ【直列の場合】 | 投資 本、ビジネス書を商業出版する方法

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投資家(FX、株式、日経225、CFD、不動産投資、投資信託など)やネットビジネス(アフィリエイト、ドロップシッピング、オークション、ネットショップ、情報起業)に向け、本を出版する方法、実際に出版できた企画書サンプル(事例)を参考に出版企画書の書き方も。

前回に引き続き、目次構成の考え方のコツとして、
今度は「直列」の場合のお話しです。

内容が段階を追って進んでいくのが直列で、
同じ階層の内容が並んでいるのが並列です。

そこで、目次構成を直列か並列かを先に決めると考えやすいのですが、
並列は、「大事なことが5つある! それぞれに対して
いいたいことがある」というような場合のときに選択するとよいでしょう。

直列は、あるゴールがあって、そのゴールにいかに到達するかを話していきたい、
というような場合に選択するとよいでしょう。

では、さっそくですが、直列の例です。

卓丸の1日5分から始める日経225mini/卓丸

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ということで、また登場しました。

序章「たった5分でできる!日経225miniの取引」
1.さぁ、日経225miniを始めよう!
2.手軽に買えるので初心者でも参加しやすい
3.少ない資金で大きな取引ができる
4.下落相場でも利益がだせる
5.サラリーマン・OLでも帰宅後に5分で取引できる

第1章「日経225miniの仕組みを知ろう」
1.商品先物とはまったく異なる日経先物
2.100万円の商品が3万6,000円で取引できる
3.日経225miniを売買したときの利益
4.投資対象は「日経平均株価」の1銘柄のみ
5.投資資金以上の損失を被る可能性もある
6.日経225miniの証拠金を理解しよう
7.海外の取引所の動向も注目する
8.日経225miniの利益には税金がかかる

第2章「日経225miniの取引を始めよう」
1.日経225miniの取引を開始するための準備
2.よい証券会社を選べば儲けやすい
3.証券会社に口座を開設しよう
4.証拠金の入金手順を確認しよう
5.さまざまな注文方法をマスターしよう
6.売買の流れを掴んで取引を始めよう

第3章「儲けるために知っておきたいこと」
1.日経225miniの上がり、下がりを予想してみよう
2.基本的なチャートの見方をマスターしよう
3.最初はシステムトレードから始めよう

第4章「帰宅後『1日5分』でできる夜討ち朝駆け投資法」
1.システムが勝手に「売り」「買い」の判断をする
2.夜討ち朝駆け投資法の売買の仕組みとルール
3.夜討ち朝駆け投資法をうまく活用しよう

第5章「夜討ち朝駆け投資法を実践しよう」
1.夜討ち朝駆け投資法を実践する準備をしよう
2.必要データを入力して売買指示を表示させよう
3.夜討ち朝駆け投資法の実践例その1
4.夜討ち朝駆け投資法の実践例その2
5.リスクをきちんと管理してしっかり儲けよう

付録「もっと知りたい 日経225miniQ&A」


ざっと章タイトルと節タイトルを並べてみました。
本書は、日経225miniで
夜討ち朝駆け投資法という1日5分でできるシステムトレートを使って儲けよう!
というものです。

この本の構成を考えたときに、
まず序章で日経225miniとはどんなもので、夜討ち朝駆け投資法がどんなものなのかを
ざっと説明します。これが導入部分で、ここで読者の心を掴みます。

そして次は、1章で日経225の仕組みを説明→2,3章で取引を始めるために必要な手順
→4章で夜討ち朝駆け投資法の説明→5章で夜討ち朝駆け投資法の実践手順

そして最後まで読めば、本書でのゴールである
「日経225miniで夜討ち朝駆け投資法というシステムトレードができるようになる」
わけです。

この直列の例は、「日経225miniのシステムトレード」について順を追った直列です。

こういった手順を紹介する本は、ほぼ直列といえます(ゴールが明確なので)。

2回にわたって、直列、並列の話をしましたが、
みなさんもお手元にある本の目次を少し眺めてみてください。
「こういう風に伝えるんだ」という気づきがあると思います。