いのち 多彩な活躍で知られる放送タレントの永六輔さんが7日、83歳で亡くなった。

永さんは30代の一時期、神戸市で暮らしたといい、阪神・淡路大震災後は被災者の支援を続けるなど兵庫県ともゆかりがある。(11日、神戸新聞)


神戸新聞によると―


講演会に永さんを招くなど交流があった神戸市中央区の画廊主、島田誠さん(73)は「知らぬ人がいないようなビッグネームなのに、どんな人にも自然体で、対等のまなざしで接しておられた」と振り返る。


命の不思議などをテーマにした絵本「いのち」を共作した明石市の画家、坪谷(つぼや)令子さん(68)も「難しいことを易しい言葉で、面白く語り伝えられる人。日本にとって大事な人をまた失ってしまった」と嘆いた。



― 参院選が終わったばかりですが、永さんは高度成長にうかれていた1970年代に中山千夏さんらと「革新自由連合」を結成して、参院選を闘ったこともありました。


サンテレビにも何回も出演してくださいました。


「地方局なんだから、東京の放送局が出来ないことをやろうよ」とスタッフを励ましてくれました。


島田さんのギャラリーでお目にかかったのが最後になりました。


早口で、けらけら笑いながら、自由闊達に話をされる姿が瞼にやきついています。


坪谷さんの言葉どおり「日本にとって大事な人」がまたひとり逝ってしまいました。


合掌。