主要7カ国(G7)広島外相会合が11日、2日間の日程を終えて閉幕した。被爆地から核兵器のない世界を目指す「広島宣言」や、テロや難民問題などに連携して対応する共同声明を採択。核保有国の米英仏を含む各国外相が平和記念公園を訪れ、核軍縮・不拡散にG7で一致して取り組む姿勢を見せた。(11日、朝日新聞)
朝日新聞によると―
宣言は、「核兵器国の核戦力は大幅に削減された」として、G7の核保有国による核兵器の透明性は向上しているとした。
「核兵器のない世界」の実現には「現実的、漸進的なアプローチ」が必要だと強調し、非核保有国の間で広まる大胆な核廃絶論とは一線を画した。核保有国と非核保有国との対話の促進も訴えた。
核弾頭保有数を明らかにしていない中国を念頭に、核兵器の透明性を高めるよう要請。各国の政治指導者の広島、長崎訪問を促す内容も盛り込んだ。
― 中国の古いことわざに「先ず、隗より始めよ」という言葉があります。
三省堂のワードワイズ・ウェブによると、「事を始めるには、自分からやりださなければならない。人に言いつける前に自分が積極的に着手せよ」という意味です。
核兵器削減といっても、アメリカの核保有数は約4400発とみられており、ここ数年で減らしたのはわずか1割にもなりません。
核なき世界へむけた「現実的、漸進的なアプローチ」などという曖昧な言葉に誰もだまされません。
いつまでこんなダマシを続けるのでしょう。