ロシア ロシアのモスクワで19日、住宅ローンの返済に苦しむ多くの市民が銀行に押しかけた。背景には、ロシアの通貨・ルーブルの暴落があり、市民生活に混乱が広がっている。(20日、NNNニュース)


NNNニュースによると―


世界的な原油安の影響で、ロシア経済が低迷し、ルーブルが暴落。外貨建てローンを組んだ市民の負担が増え、返済が困難になる人が続出しているという。債務者の団体によると、今後、約1万7500世帯が家を失う可能性があるという。



― ここ1年ほどで、ルーブルは対ドルでほぼ半値の水準です。


国内ではドル建ての取引や、輸入品を取り扱う人々を直撃しています。


もちろん原油安が大きな原因ですが、背景にはやはりアメリカvsロシアの覇権争いがあります。


EU経済もギリシャやスペインの問題もあって停滞が続き、中国も成長が鈍化しています。


世界の実体経済が縮小する中で、投機的なマネーがあふれています。


円が買われるのも、日本経済にとっては痛し痒しです。


原油価格の動きとともに、これから半年あまりは世界経済の動きから目を離せません。