$林 英夫のNEWSな日々-摂津本山駅住民らの念願だった神戸市東灘区の阪神御影駅とJR摂津本山駅のバリアフリー化事業が2010年度から動きだす。御影駅は駅舎を改築し、摂津本山駅は現在の駅舎を壊して橋上化し、エレベーターなどを設置する。いずれも第2次大戦前の建築で、バリアフリー化が遅れていた。(13日、神戸)

JR摂津本山駅は1953年(昭和10年)に地元の請願で開業しました。駅舎は昭和初期の瓦葺の瀟洒な木造建築で、あの阪神淡路大震災にも耐えました。

$林 英夫のNEWSな日々-摂津本山署名活動しかし駅の構造や、隣接道路が狭いため駅にエレベーターなどをつけるバリアフリー化が遅れ、一昨年9月から11月にかけて地元の自治会や婦人会、商店街などが本腰を入れて署名活動を展開、林事務所のボランティア学生らも応援してくれました。

手伝ってくれた学生は、神大、関学、甲南、同志社、神戸女学院ののべ30人にのぼります。ブログを借りて「ありがとう!」の感謝の気持ちを伝えさせてもらいます。

$林 英夫のNEWSな日々-摂津本山署名活動林の「NEWSかわら版」でも、岡本界隈の“おしゃれ”な雰囲気にふさわしい「駅の風景」を残してほしいと書きましたが、やはり駅の構造から立替えが必要なようです。
しかしただ殺風景な駅舎でなく、現駅舎の雰囲気を残すようJRや神戸市に働きかけています。

新年度は駅舎とは別に、神戸市は南北自由通路の設計費3860万円を計上しています。


一方、阪神御影駅は1905年(明治38年)の開業、1929(昭和4)年に現在の高架駅になり阪神淡路大震災で一部被害を受けましたが、やはり駅の構造などの問題でバリアフリー化が遅れていました。

$林 英夫のNEWSな日々-阪神御影阪神電鉄の計画によると、改札口を2階に移し、北側の商業施設「御影クラッセ」方面とデッキでつなぐほか、駅の外側に改札階へのエスカレーターを設置、エレベーター3基でバリアフリー化を実現します。またホームと電車との段差をなくし、ホーム幅も広げるということです。

総事業費は約3億円、国・県・市で3分の2を補助します。

いずれも工事期間中は少し不便になりますが、ようやく地元や利用者の念願が叶うことになりました。