退院してから、

一週間が過ぎた木曜日。


ここまで経過は順調です。


でした。


通院を翌日に控えていることもありますが、

帰宅してからすぐに、

シャワーをしました。


手術前に比べ、

息子のケアは格段に楽になったので、

シャワーもかなりスムーズになりました。


人工鼻への水の侵入さえ気をつければ、

ストレスなく浴びることができました。


最初は息子をイスに座らせてシャンプーし、

洗い流して拭いてから、

立たせてから体を洗います。


シャワーを頭から浴びている時は、

さすがにしかめっ面になりますが、

泣くことはありません。


ただ、

たまに痰が絡むとゼロゼロになるので、

いつでも吸引できる状態にしています。


全身を洗い、

身体を拭いていたとき、

それは起こりました。


あれ?


あれれ?


あ!


抜けてる!!


と妻。


ん!?


なになに!?


息子のお腹付近を見てみると、

腸ろうのチューブが、

キレイにぜんぶ抜けていたのでした。


前回は唾液ろうのチューブが抜けましたが、

今回は栄養を入れるチューブの方でした。。


チューブの先の方を、

優肌絆で留めていたので、

お腹のところでぷらんぷらんしていました。


やばいんじゃない!?


お腹空いちゃうよね!?


二人でそんなことを言いながら、

息子の体を拭き終え、

カニューレ固定バンドを交換しました。


まずは病院に電話し、

状況を話してから折り返しを待ちました。


明日通院なのに、

なんでこのタイミングなんだろうね、

と話していると、

折り返しの電話がありました。


すぐに来てくださいとなりました。


そうだよね。。


よし、

行こっか!


急いで準備をします。


ただ、

準備といっても、

エレノア君と息子の保険証関係だけなので、

すぐに用意ができました。


息子は家着のロンパースのまま、

僕らも適当に着替えて、

19時20分頃に家を出ました。


病院には約20分後に着きました。


救急の時間外入口から中に入り、

名前を伝えると、

伺っています、

そちらでお待ち下さいと、

いつもの待合スペースを案内されました。


しばらくして、

急患の診察室に通されると、

翌日の外来の担当医が来ました。


抜けちゃったんだって?


はい。。


翌日が定期通院なのに、

待ちきれなかったみたいです、

と答えました。


でもすぐに来てくれて良かったです、

透視室に行きましょうと、

いつも処置していただいているところへ、

息子を抱っこして向かいました。


透視室に着くと、

その先生のほか、

執刀医と、

一時期息子を担当してくださっていた、

息子を唯一○○さんと、

さん付けをする女医が待っていました。


みなさん、

息子のことをよく知っている、

信頼できる先生方でした。


執刀医からは、

オッス!

と声を掛けられました。


息子を処置台に乗せると、

何かされると察知したようで、

人工鼻を震わせながら、

大泣きしてしまいました。


術後の傷口をひと通り見てもらいましたが、

概ね順調に経過していますね、

と評価していただきました。


良かった。


処置中は一緒にいられないので、

廊下で待ちました。


10分もしないうちに処置が終了し、

透視室に入ると、

息子は泣きつかれたようでした。


ちゃんと入りました、

と執刀医から言われ安心しました。


以前の腸ろうチューブに比べて、

少し細くなっていることと、

バルーンも入っていないので、

もともと抜けやすい状態なんです、

と改めて説明されました。


なので、

チューブをテープでしっかり止めないと、

また抜けてしまう可能性がある、

とのことでした。


今は病院のテープで留めていますが、

市販されているようなので、

早速amazonで注文しました。


担当の外来医から、

また明日ね、

と言われ病院を後にしました。


自宅には20時50分に着きました。


チューブ抜けが発覚してから、

自宅に戻るまでの時間は、

約1時間半でした。


息子に何かあったときのために、

なるべく病院に近いと家にしようと、

今のところに引っ越しましたが、

今回も、

そのありがたみを実感したのでした。


夜の注入にも間に合い良かった良かった。


一日フライングしちゃいましたが、 

翌日は退院後、

はじめての定期通院です。