先日、
定期通院してきました。
息子は生まれてから一年間、
NICU→GCUで入院していて、
ちょうど1歳の誕生日に退院しました。
その後ずっと、
基本的に月イチで通院を続けています。
退院直後の頃は、
小児科では家での様子を細かく伝え、
主治医から都度アドバイスをいただき、
小児外科では手術痕の確認や、
気管切開した気管孔や唾液ろうのチェック、
などをしていただいていました。
しかし息子の成長とともに、
今では小児科でも小児外科でも、
簡単な問診となっていきました。
そして半年に一度程度、
通院の合間に、
NICUへ息子の近況報告に行っていました。
呼吸器を装着して、
ベビーカーに載せていた頃は、
「あら〜〇〇(息子)くん久しぶり〜!」
「元気そうだね〜!」
と看護師さんたちに出迎えられました。
初めて歩いてNICUを訪れたときは、
忙しいのにも関わらず、
看護師長をはじめ、
多くの看護師さんが出てきてくださって、
「すごーい! 歩いてる〜!」
「あの〇〇(息子)くんが!?」
「NICUの頃を知ってるだけに信じられない」
などなど言われながら、
タブレットを持ってきて、
写真を撮っていただいたりしていました。
看護師さんたちにおだてられた息子は、
ニコニコしながらトテトテ歩いていました。
僕がスマホで撮影しようとしても、
一切カメラ目線をしない男が、
看護師さんのタブレットには、
しっかりカメラ目線。。
やっぱり女子が好きなのでしょうか。。
そんな感じで遊びに行っていましたが、
訪問するたびに、
息子のことを知る看護師さんが、
徐々に減っていきました。
ただ、
精神保健福祉士の方や、
保育士の方々は異動等もないようで、
訪問中に息子を見かけると、
笑顔で声を掛けてくださっていました。
特に精神保健福祉士の方は、
思い返せば息子が生まれてすぐ、
生死の間をさまよい、
度重なる手術を受けていた頃、
手術の前や後の執刀医の説明時には、
必ず同席していて、
僕ら夫婦に寄り添ってくださいました。
今思えば、
とてもありがたい存在でした。
そして先日の通院時、
リハビリの前に時間があったので、
またまた久しぶりにNICUに行ってみました。
入口のインターホンを鳴らし、
看護師長にあいさつに来ました、
と伝えて待ちました。
数分後に看護師長が出てきてくださいました。
あ、今日はいらっしゃったんだ。
看護師長は師長だけに、
ふだんとても忙しいらしく、
半分の確率で会えていなかったので、
ホッとしました。
前回までは他にも数名の看護師さんも、
息子を見に来ていただいていましたが、
今回は看護師長のみでした。
「〇〇(息子)くん!また大きくなったね!」
看護師長はとても明るく元気な方で、
今回も変わらずパワフルでした。
エレベーターホールの端から端までを、
スタタタと走っている息子を、
看護師長と見ながら、
「もう息子のこと知っている看護師さん、
ほとんどいないんですかね!?」
と尋ねると、
「うーんそうですね〜、
確かにもういないかもしれませんね〜」
と仰いました。

息子が退院してから二年半。
その間に、
異動や産休等でひとり、
またひとりとNICU・GCUから離れていく。。
実際、
息子が生まれたときから退院するまで、
担当していただいた看護師さんも、
息子の退院直後に、
授かり婚からの産休に入ったと聞きました。
その後何度かNICUに行った時に、
近況を伺っても、
復帰するという話は聞かれませんでした。
その看護師さんには、
本当にお世話になったので、
一度でいいから、
息子が順調に成長し元気に歩いている姿を、
実際に見ていただきたかったので、
とても残念なのでした。
「師長は異動はないんですか??」
と聞いてみました。
すると、
『実は4月からICUへ異動になるんです』
と仰いました。
「そうなんですか!?」
夫婦そろってびっくりしました。
ついに師長も異動になってしまいました。。
「じゃあ息子とは会えなくなるかもですね」
『うーんそうかもしれませんねー』
「そうなると僕が何かでICUに運ばれたら、
お会いできるってことですかね?」
『ははは!まぁそうなりますかねー(苦笑)』
それは冗談として。。
他に気になっていたことを聞いてみました。
「息子が退院してから、
同じ疾患の子はいましたか?」
『いやいや、いないですよー
ほんとうに〇〇(息子)はすごいよ!』
「そうなんですねー」
(師長だけ息子を呼び捨てにします💦)
そんな会話をしました。
そういえば小児科の主治医も、
食道閉鎖症の子はいましたけど、
気管無形成の子はいませんねー、
と話していたなぁと思いました。
ではそろそろリハビリに行きますと言い、
あいさつしてからその場を後にしました。
看護師長が異動になったことによって、
息子のことを知る看護師は、
(恐らく)誰もいなくなったのでした。
もうこのフロア(NICU・GCU)には、
来ることはないでしょう。
さみしい気持ちもありますが、
後ろばかり振り返らず、
僕らも前を向き、
息子と妻と3人で、
しっかり歩んでいこうと思いました。