『愛と笑いの福の神
まさみちです』
愛と笑いの福の神のような存在でありたいっていう思いがね、心底から湧いてくるもんだからね、
『愛と笑いの福の神』って言ってるけどね、
おっちょこちょいで、子どもっぽい
愉快な『愛と笑いの福の神』なのです…あは。
〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜
あのね、
クラスの中にはね
いわゆる普通の子が多いんだよね。
でも先生の目はね、
どうしても目立つ子にいってしまいがち。
良くも悪くも目立つ子に目と意識がいってしまうもんなんだよね。
だからね
普通にしている子についてはね、
印象が薄くなってしまうんだよね…。
普通にしていてくれると安心するんだ。
それがいつの間にかね、
できて当然でしょ！？
ってなっちゃったり
あの子はできるから大丈夫って手を抜いたり
見てあげるのもサボっちゃったりする…。
１クラスに30人くらいいるとね
どうしてもそうなりがちなんだけどね、
ぼくは自分がそうなってしまうのがすっごく嫌だったんだ。
そんなのは普通の先生だ！
普通で終わるなんて嫌だぁ〜！
って思っていたんだよね。
生意氣な青二才だったからねw
自分が普通なんて嫌だって思っているんだからね
子どもだって、
「あんたは普通〜！」
なんて扱いは嫌に決まっているって思ったんだ。
「まさみち、じゃあどうする？」
って自分に問いを投げかけて
あれこれ考えては実験していたんだ。
とにかく
全員一人一人をエコ贔屓することに決めた。
一人一人を特別扱いするんだ！
一人一人に
あんたが一番！
あんたが最高〜〜！
って腹を括って接していくとね
子どもって純粋だからね
本当にわかる、伝わる、感じ取るんだ。
廃校になった小学校を訪ねて
中に入らせてもらった
でもね
表情に乏しい子も中にはいるんだよね。
ぼくはね
喜んでくれてないんじゃないか？
楽しんでくれていないんじゃないか？
って思っちゃってね、
そういう子に寄ってっちゃうのw
ずんずん寄っていくのw
そういう子の安全圏の中に入っていっちゃうのw
A子ちゃんの頭を撫でながら
「A子ちゃん、可愛いねぇ〜♬」
「A子ちゃんはとっても素敵だよぉ〜♬」
まるで愛しい女性を口説くかのように
微笑みながら声をかけるんだw
頭を撫でられているA子ちゃんはね
どうしていいのかわからなくているみたいだったんだけどね、
絶対にぼくの真心は届くはずって思って
挑戦していたんだよねw
そうやっているとね…
すぐにやってくるんですよぉ…
女子たちが………汗
「先生〜、A子ちゃん困ってますよぉ〜w」
「はい先生、こっちに来ましょうねぇ〜w」
って両脇を抱えられてぼくは連行されてしまう…
あははは〜汗
そんな様子を見ていたA子ちゃんの顔が
ほんのちょっと笑ったみたいに見えたんだよね…。
氣のせいだったのかなぁ…。
そういう日常だったんだよねw
ぼくはね、
大人しかったり
普通に真面目そうにしている子どもにね、
いっつもちょっかいをかけていたんだ。
そういう子は待っていても来ないからね
ぼくからそういう子たちのところに行って
何か話しかけていたんだ。
何でもいいから思いついたことを話しかけるようにしていたんだ。
そしてぼくは毎回撃沈していたんだよね…あはは。
本当に懲りずに毎日やっていたんだよね。
撃沈するのが自分でもおもしろかったしねw
自分が滑稽に思えてね
自分に笑えたんだよねw
なんて面白い男なんだろうってねw
一人一人を特別扱いのエコ贔屓して
全員を輝かせたい！！
印象の薄い子なんて無くすんだ！！！
っていう高邁な理想を掲げて
子どものそばに行っては
毎日撃沈していたんだよねw
月日が流れて
彼女たちが大人になってから
集まりに呼んでもらって
一緒に酒を飲んだんだよね。
美人さんになったA子ちゃんが言ったんだ。
「早川先生はすっごく面白いかったぁ〜♬」
「最高に印象に残る先生です！」
「先生が今でも大好きです！」
あっれぇ〜〜〜！
白けていたんじゃなかったんだねぇ〜！
迷惑で嫌だったんじゃないんだねぇ〜！
あの表情で大好きだったのか〜いw
もっと早く知りたかったよぉ〜〜w
う〜〜む
当時から女心をつかめなかったか…。
今日もあなたの幸運を祈っています♬
まさみち
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「愛の福の神」なんて言ってるまさみちって人間はこんな人。がっかりしちゃうかな…汗
