いろんな人がいるよね。
反抗期というものが全くないまま大人になったっていう人もいる。
ぼくの知人にもそのタイプの男性が二人いる。
二人とも学業優秀で、有名進学高校から大学に進み、二人とも公務員になっているの。
二人とも学生時代から真面目で勤勉なタイプ。
そして二人とも結婚して家庭を持っているの。
地域の人にちゃんとあいさつもしているし、
近所でも評判のいい息子さんっていうところまで同じ。
ところがね、
家の中ではね、全く正反対の現象が起きているの。
一人の男性は今50代なんだけどね、
年老いた親と激しい言い争いをしているの。
それまでは、親の言うことに全部従っていたのにね。
遅れてきた『反抗期』なんだよね。
もう一人の方はね、おっとりしている男性。
こっちの男性は、祖母と母親を大切にしているの。
もちろん自分の奥さんのことは、実に大事にしている。
家庭円満なの。
ぼくは反抗期って大事で必要って思っていたからね。
だから、子ども時代に反抗期がないと大人になってから大変だって思っていたの。
で、案の定50代になってからでも反抗期があったりするってわかったの。
しかも遅れてきた反抗期は、めちゃくちゃ激しく大変だったりする。怖いくらい。
でも、
一応教養があるから外づらはいい。
だから家族以外はわからないかもしれない。
そういうことを知っているものだからね、
やっぱり反抗期って絶対に必要だよなって思っていたのよ。
ところが、もう一方の男性のような人がいてびっくり!
別にがまんしたりする訳でもなく、一生反抗期がないまま奥さんや子ども、親や祖母への思いやりを持ち続ける男がいるなんて…。
反抗期って、言葉を変えると『自立期』のこと。
親から立派に巣立つために必要なのが自立心。
じゃあその男性は自立心に欠けているのかと言うとそうでもない。
親元にいるのは、田舎の土地を守っていきたいっていう自分の気持ち。
経済的にも余裕はあるから、別に親に頼っている訳でもない。
反抗期(自立期)がなくてもいいのか?
それで何でそういう息子が育つんだ?
不思議に思って調べてみたら、
大きな違いがあったの。
子育ての仕方に。
遅れてきた反抗期の家庭では、親が絶対的な権限を持っているの。
典型的な昭和時代の子育て。
親は子どもに教えているつもりみたいだけど、
実は強い圧のある指示命令の類い。
子どもにとっては、言うことを聞くしかない。
でも子どもって親を喜ばせたいから、親の願い通りにがんばりたいんだよね。
そしていつの日か、必ず行き詰まる。
そうして気づくんだよね。
自分の人生ではなく、親の人生を生きていたってことに。
もう一方の家庭では、息子の考えを聴いて一緒に考えてくれる親だったの。
親の願いで息子をコントロールすることはなかったの。
だから自立するために反抗する必要がなかったの。
っていうことは、反抗期って実は親が生み出しているとも言えるよね?
でもでもでも…
反抗期が起きなければいいとは言えないと思う。
ちゃんと自分の意見を言える人間になるためには、まずは一番小さな社会である家庭で経験しないとね。
まぁ反抗期って、キレながら言うことも多いけどね…。
でも、やっぱり自分の気持ちを親に伝えるって経験はとても大事。
『反抗期』に入ったなぁって思ったら、自立しようとしているんだなぁって認めてあげるといいね。
そしてね、一人の人間として尊重して接すると、口汚い言葉を浴びせられることはないです。
ここらへんを知っていると、大分いい感じで子育てできるって思います。
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