リビングでご機嫌なぼくちん
）忘れられない出来事がある。
いや、忘れてはいけないこと。
それは、私が若い頃のことなの。
ある春の夜、保護者と懇親会で座敷のある宴会場で飲んでいたんだよね。
酔いも回ってきて、私も歌ったりしてね
そんな時にあるお父さんがお酒を注ぎに来てくれたの。
でね、真顔でこう言ったの。
「おれはよぉ…先生なんて人種は大っ嫌いなんだよ。早川先生は違うけどな。」
ドキ〜ッとした！！
一気に酔いが覚めた感じがした
うわ、怖いって思った
で、ドキドキしながらも聞いてみたの。
「なんで、そう思うようになったんですか？」
ちゃんと話してくれたの。
「小学校２年生の時に、くそババアが担任になってよぉ…。んで、ガミガミ怒ってばっかりでよぉ…。」
その後もしばらく彼の話は続いたの
40歳くらいになっても、まだ先生に恨みを持ち続けていた
それほど心に傷が残っているってことだよね。
ずっと聞いていながら、ものすごく大事なことに気づいたの。
それは、今目の前にいる子どもは、やがては保護者になるんだってこと。多くの子が。
だから、まず一番の願いとして、
先生大好き！友だち大好き！学校大好き！っていう子どもたちにしたいなぁって思ったの。
ぼくは、今とは比べものにならないくらい、怒ると怖い先生だった時があるの
それでも、この思いは忘れたことはない。
こんなぼくの情熱や思いは、子どもたち全員には伝わらなかったかもしれないけど。
なんかね、
節分の今日、
教育の中でも
特に大事にしたいことを思っている。
子どもたちの心に、温かい思いをたくさん注いであげたいね。
そういう情熱のある先生を支えていきたい！！
最後まで読んでくださったあなたに、
まごころを込めてエールを送ります
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