先週末は、通知表の原簿(評価一覧表と所見)の提出日でした。

  (うちの学校は、3学期制です。)

 

  新採の先生たちにとって、初の通知表の作成です。

 

  自分の作った書類が、通知表として保護者の手元へ渡るわけで

 す。

 

  通知表については様々な考え方があり、どれがいいとは言えない

 とは思っています。

  

  私は、保護者が分かりやすく、子どもも保護者もやる気が出るよう

 なものにしたいと考えています。

  そのような思いで作成した通知表には、担任の思いが込められ、

 それは子どもにも保護者にも伝わるものだと確信しています。

 

  保護者にとっては、例えば「あなたのお子さんは、漢字の読み書

 きが課題だったので、休み時間や放課後に個別に指導したところ、

 よく理解出来るようになってきました。」なんてことは、はっきり言っ

 て別にどうでもいいことではないでしょうか。

  もっと言えば、学校の指導自慢かよ!なんて気にもなったりする

 のではないかなって思います。違いますかね・・・。

 

  私ならそう感じるかなって思うんです。

 

  それよりも、

 「〇〇さんは、以前は苦手としていた漢字について、毎日一生懸命

 に練習し続けて、得意なものにしてきました。その努力する姿にとて

 も感動させられました。」

 っていう方が絶対にうれしいと思うんです。

  

  書いている方としてもその時の子どものがんばる姿が浮かんでき

 て、また感動しちゃう。

  

  評価に心を込めるってこういうことではないかな。

 

  相手も自分もうれしくなる。

  お互いに幸せを分かち合う。

  もっとがんばろうと思える。

 

  こんな評価って素敵じゃないかなって思う。

  

  こんな話を新採の先生たちにしてみました。

 

  新採の先生たちも、大いに納得・賛同してくれました。

  教師の大いなる良心を感じると。

 

  そして何日もかけてがんばって評価を作り上げました。

  相当な苦労をしたであろうと思います。

  眠そうな目をしながら学校に来たこともありました。

  この時期は、先生たちはみんなそう。

  ましてや、初めて通知表を作成する新採の先生達は、相当のプレ

 ッシャーを感じながらだったことでしょう。

 

  出来上がった文章を読ませてもらうと、先生が子どもたちを見る温

 かいまなざしを感じます。

  自分に対して、きついことを言ったりする子どもについても、良いと

 ころを認めています。

  素晴らしい内容にうれしくなりました。

  

  私たち教師は、子どもにリスペクトすしたる気持ちがとても大事で

 すよね。

  ここらへんの話になると、熱くなって長くなるのでまた次の機会に

 でも。

 

  

  ブログを書き始めてまだ間もない、読みにくい文章を最後まで読

 んでくださり、心より感謝いたします。

 

   出羽正光