今日、奥さんと二人で、山形の立石寺(通称、山寺)に行ってきました。

松尾芭蕉が「静けさや 岩にしみいる せみの声」と、俳句を詠んだところです。

 

奥の院までは、約1000段余りと言われる石段を登っていきます。

 

今日も、外国の方々も含め、たくさんの人々が石段を登っています。

みんな顔を赤らめ、息を切らし、汗を流してながら登っていきます。

 

私も、以前に訪れた時には、ものすごく疲れてバテた思い出があります。

 

あれから約十年。

私は還暦を迎え、足腰は前回よりも衰えています。はずです。

 

しかし。しかしですよ。

 

なんと、今回はさっぱり疲れずに石段を登り切ることが出来たのです。

 

さすが、毎日体を鍛えている・・・・・・・そんなことはしてないです。

しなければ、とは思っているのですが・・・汗。

 

では、なぜ体力的に衰えているはずの今回は疲れなかったのか。

 

答えは簡単です。

 

そうです。

 

休みながら登ったのです。

 

奥さんと、

「この、せみ塚ってなんだろうね。」

「見て見て!あのでっかい岩、一枚岩だよ~!」

「ちょっとぉ…あの石像さんの顔…ちょっと怖いね…。」

 

いちいち立ち止まりながらだったのです。

 

「あれ、もう一番上なの?」

いつの間にか奥の院まで到達していました。

まだ余力がいっぱいです。

 

五大堂で涼しい風に当たりながらの眺望は最高でした。

 

立石寺って、とっても素敵なところでした。

願いごともバッチリ叶うのではないかな(笑)

 

このブログを読んでくださっているあなたも、ついついがんばってしまうところがあるのではないでしょうか。

 

やるべきこと、悩み事もいろいろとあることでしょう。

がんばりどころもあるでしょう。

 

でも、ちょっと意識して一休みしてみませんか。

 

フッと力が抜けた時に、

 

これまで、目に入らなかったこと。

気付かなかったこと。

わが子のちょっとした変化・成長。

クラスの子どもたちの内面の変化まで気付きやすくなるのだろうな、と思います。