名取教室は特に授業もないので、受験生はほぼ来ませんでした。

 

明日に備えて家でリラックスしてもらえれば。

 

塾に来たのは少数ですが、やはり緊張している子はしているようで。

 

プリントを取りに一瞬だけ来た三高受験の男子。

 

「やばいやばい、先生なんか頭痛いんすよ。マジどうしよう」

 

ナンバースクール受けるやつが何をバタバタしてんのよ。どしっと構えろって!!

 

一緒に来た一高受験の男子も

 

「先生、今日のオプション講座休みます…。ちょっといろいろと…自分で勉強したくって…。」

 

も~…お前も何を直前で焦ってんの。絶対大丈夫だってば!!!

 

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昨日さ、不安そうな子にお守りがわりにあげられればと思って文房具屋で合格祈願グッズあるだけ買い占めてきたんだよ。

 

めちゃめちゃ念を込めておいたけど、これいる?(いらないって言ってほしかった)

 

「あ、もらいます!ありがとうございます!!俺消しゴムにするー照れ

 

「先生、俺もいいすか?」

 

しょうがないねぇ。その代わり明日合格掴んで来いよ?

 

「「分かりました!」」

 

こんなもので合格が左右されるわけではないけど、少しでも心に余裕が生まれるなら。

 

夕方、国語の講座を受けに来た男子。この子は志望校の偏差値から8ポイント上回っている状況なので、我々は何の心配もしていないのですが、本人はそうではないようで

 

昨日からホワイトボードに貼られた公立の倍率の数字をじっと見つめたり、意味もなくうろうろしたり、

 

「先生、もし僕が一教科ヘマをしたとしたら、合格率は何%ですか?」と無理難題を吹っかけてきたり。

 

「絶対大丈夫だって!」と何度言っても効果なし。

 

毎年一人はいるけど、今年はお前か。

 

先ほどの生徒との一部始終を見ていたようで「先生、僕も合格の鉛筆ほしいです…」

 

と走り寄ってきました。

 

もう、何も言うまい。君には俺の言葉よりもお守りなんだな。

 

分かった!気が済むなら持っていくがいい。

 

「鉛筆は赤と青どっちがいい?」

 

「あっどうしよう…えっと…あ、赤は、赤点を連想しそうなので…あ、青でお願いします。あと先生、これは当日使えばいいんですか?それともお守りとして持っていけばいいですか?」

 

「使ったら効果倍増するんじゃないかと思いますねーーー!!!」

 

 

 

 

 

 

皆さんの合格を心から願って。